大竹聡 大酒の一滴
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(38)植物公園で昼寝酒
散歩の途中で飲む、ときに遠足気分で遠出をして、やはり飲む。そういう酒は、還暦を越えてもなお、気分を浮き立たせてくれる。 同じように、慣れ親しんだ近場での屋外酒でも格別な気分が味わえる。東京・…
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(37)古都・鎌倉にて軽いハシゴ酒
日ごろの生活圏から少しだけ離れた街に飲みに行くのは楽しい。気の向くままに電車に乗り、乗ってから下車駅を決めるようなこともある。鎌倉は、そんな遠足酒の行先として、とても魅力的だ。 お世話になっ…
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(36)海鮮定食を求めて真鶴へ
今回も散歩酒の話を書こうと思う。前回は、箱根の帰り道に本厚木で絶品ホルモンを食べるという提案だった。そして今回は、本厚木まで戻らずに小田原から東海道線に乗り換えて真鶴まで行くコースをご案内したい。 …
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(35)本厚木でホルモンを
前回、箱根をぶらぶら歩き、共同浴場で昼から温泉につかった後で蕎麦屋酒を堪能した話を書いた。今回はその帰りに提案したい寄り道酒だ。 小田原、鎌倉あたりにも行きたい店が少なくない。そこは迷うとこ…
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(34)箱根湯本で蕎麦屋酒
ああ、温泉でのんびりしたいな。と、ときどき思う。できれば長逗留をしたいと思う。以前、イラストレーターの安西水丸さんと酒場で話していたとき、昔の文豪が温泉に逗留して執筆していたのを現代でも実践できない…
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(33)三浦海岸でのんびり散歩酒
1日がかりで遠出をして飲むことがある。いや、気持ちのいいところまで出かけて行って、結果的にそこで飲むといったほうが正確か。定期的に行くのは江ノ島だ。とはいえ、江ノ島へ渡ることはまずない。片瀬江ノ島駅…
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(32)玉川上水で散歩酒
子供の頃から馴染みの深い多摩川の源流を訪ねてみたいと思ったことがある。奥多摩あたりだろうと軽い気持ちで調べてみて、源流は標高2000メートル近い笠取山の原生林の中だとわかり、早々に諦めた。 …
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(31)川を渡って寿司屋で飲む
屋外で飲む酒はうまい。田園調布の河川敷で散歩酒をした話を先週書いたばかりだが、同じ大田区の六郷でも屋外酒をやったことがある。実は、先週書いた河川敷酒の3日後に、蒲田から六郷土手まで歩いたのだ。 …
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(30)河川敷のビールはうまし
外で飲むのが好きだ。屋外という意味だが、私は決してアウトドア派ではない。山登りも魚釣りも、好きだが、熱心にはやらない。というより酒以外に趣味というものがない。酒のこと、酒を飲んだときのこと、あれこれ…
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(29)滋賀の清流と山の美味
琵琶湖を巡る旅をしたことがある。関東育ちで湖というと山中湖が大きい湖と思ってきた私にとっては、想像を絶する大きさの湖だった。50代も半ばになってそれを知ったときは、我ながら、ちょっとおかしかった。 …
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(28)多摩で酌み交わす祝い酒
お世話になった編集者が引退される。その前に一献どうだとお誘いをいただき、国分寺にある私の好きな酒場にご案内した。 私より3学年先輩だが、世代としては同世代。とりわけ昔の話になると、共通の話題…
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(27)三河の島で魚三昧
初めて訪ねた街でうまい魚に出会うほど、楽しく、嬉しいことはない。ライター稼業30年の間には、そんな経験も数々してきた。 10年ほど前だったか。愛知県知多半島の突端の港から船に乗って、小さな島…
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(26)神戸三宮の小舟
関西の食雑誌「あまから手帖」で、京都、大阪、神戸のバーを巡っている。3年半の連載で、40軒ほどのバーを訪ねてきた。京都、大阪、神戸それぞれに、行けば必ず寄りたい店がある。 神戸三宮の「ル バ…
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(25)山菜を喰いに甲府まで
山梨県甲府に行きつけの店がある。多摩南西部の我が家からは八王子まで30分。中央本線の特急に乗れば1時間弱で甲府に着く。目的の店まで乗り換えや徒歩の時間を含めて、ほぼ2時間だ。ふと思い立って散歩する感…
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(24)青梅で鰻と酒を
新宿と八王子を結ぶ京王線の沿線で生まれ、育ち、今も暮らしている。駅でいうと、ふるさとは仙川駅。現在ははるかに西の多摩川を越えたあたりに住んでいる。多摩川や浅川にかかる橋から、ときおり、素晴らしい富士…
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(23)瀬戸内の美味を想う
東京の郊外に生まれ育った私は、東京都以外に住んだことがない。もともと出不精ということもあるが、酒と酒場を歩くライター稼業を初めて33年になる今も、1泊過ごしたことのない県が4県残っている。ちなみに、…
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(22)ウイスキー造りの夢
小規模の蒸溜所で造られるクラフトウイスキーが人気を集めている。蒸溜所は現在、日本各地に100以上もあるというが、その先頭を走るのは、埼玉県秩父にあるベンチャーウイスキー秩父蒸溜所だと思う。主力ブラン…
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(21)住宅街にある名酒場
酒場は、たいてい、盛り場にある。巨大な繁華街ではないにしても、駅前の、商業の集積地にあることが多い。今はどこの駅前も、再開発、再々開発によって、商店街の面影もない。 戦後の闇市の風情をとどめ…
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(20)私に酒を教えてくれた人
名バーテンダー、大泉洋さんが亡くなった。91歳、大往生だ。 渋谷109の8階に「コレヒオ」を開いたのが1991年、私は90年代の終わり近くになって、初めて店を訪れた。私は30代の半ばで、大泉…
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(19)真冬の蕎麦屋酒
ひと昔前、多摩川の岸に沿いながら下り、ところどころで酒を飲む散歩をしていた。ある日、奥多摩駅から歩き始め、2~3駅分の区間を歩いては、飲める店を探すか河原に下りて、酒を飲んだ。 東日本大震災…
