(18)ある日のブランチ
ラーメン屋で飲むのが好きだ。大した量を飲むわけではない。そもそも、店に入るときは、醤油にするか味噌にするか、餃子とチャーハンはどうするか、などと考えている。
それが、どうしたことだろう。席についたとたんに「ビールください!」と発声している。
生にしますか瓶ですかと訊かれたら、瓶にすることが圧倒的に多い。私の若い頃には、ラーメン屋のビールといえば100%瓶だった。その名残なのだろう。焼肉屋では必ず生ビールから始めるのに、ラーメン屋、あるいは町の中華屋では、今も、瓶を頼む。
必然的にというか半ば自動的に、おつまみを注文する。昔、中央線や京王線の沿線でホッピーを飲みまくっていた頃は、メンマだけ小皿にもらって飲んだりした。搾菜があれば御の字、餃子を追加して、ラーメンにたどり着くまでの間に、ホッピーの中身を3回、4回とお代わりしたこともある。
先日入った店は、中華屋でなく、ラーメン屋である。けれど、ちょっと飲む人のために、おつまみを用意していた。おつまみチャーシューをもらうと、チャーシューの下にメンマが隠れていた。チャーシューもメンマも、店の顔であるラーメンのトッピングだから、いい味付けになっている。
ビールがうまい。
昼日中、ラーメンを食おうと思って飛び込んだ店で、ちょっと心が浮き立つ昼酒模様になってきた。


















