情報漏洩も芸能人の結婚発表も狙いは同じ 元博報堂のPRプランナーが解説する被害企業と芸能事務所の広報戦略
サイバー攻撃を受けた企業の情報漏洩が相次いでいる。「タイムズカーWebシステム」への不正アクセスによる約660万件の個人情報流出以後、多くの企業が個人情報流出を報告。佐川急便に至っては、10月23日に5323万件流出の可能性があると発表した。ほかにも、焼肉きんぐは1078万件流出、セイコーマートは会員情報57万件への不正アクセス、損害保険ジャパン17万件流出、ミスターマックス174万人分流出の恐れなどを発表している。サイバーセキュリティ会社マクニカによると、今年1月から10月27日までに公表されたウェブサービスの情報漏洩件数は約3億2900万件に上るという。
その背景にあるのはAIも駆使したハッカーの暗躍だが、ネガティブ情報の公表が多発するのは広報の視点で考えてみることも重要だ。
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私は大学卒業後、博報堂で働き、PRプランナーとしての肩書もある。その経験から被害を受けた企業の中に「発表するなら今でしょ!」の感覚が今回はあったのではないかと感じている。最初にタイムズカーの情報漏洩が明らかになり、同社がボコボコに世間の批判を受ける中、その後被害を受けた各社もタイムズカーに焦点が当たっているうちに情報を出せば目立たなくなる。優秀なPRパーソンは、「このタイミングだと我が社への関心が分散され、ダメージは少なくて済む!」と考えるものだからだ。


















