植田日銀総裁は「高市官邸の壁」を突破できるのか? 景況感6期連続改善で10月は利上げの好機
米の金融政策決定会合は今月27、28日。日銀はそれに続く29、30日。もし米国が利上げし、日本が据え置きなら、日米金利差が再び広がり、円安が加速してしまう。
そこに壁として立ちはだかるのが、日銀に利上げしないよう“圧力”をかけてきたといわれる高市官邸だ。9月の決定会合の「主な意見」が1日に公表されたが、内閣府からの出席者が「既往の利上げが累積的に与える影響について十分点検してほしい」と発言。景気にも配慮するよう日銀に注文を付けていた。
植田総裁は高市官邸に忖度して金利を据え置くのか。それとも円安インフレ加速にブレーキをかけるのか。円安加速にブレーキをかけるには、植田日銀は利上げするしかない。
「どうやら官邸を取り巻く環境が一変したようです。先月の日米首脳会談で高市首相はトランプ大統領から『円安への懸念』を示された。会談の空気はかなり厳しかったそうです。日銀が利上げを決めれば、官邸は抵抗できなくなっている。あとは植田氏の決断次第です」(経済評論家・斎藤満氏)
今こそ物価の番人の矜持を見せる時だ。


















