著者のコラム一覧
武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

ケガだけじゃない…時代とも闘い続けた錦織圭の終幕

公開日: 更新日:

 テニスのジャパンオープンが開幕した。

 錦織圭引退で偲ぶ記事が並び、まるでお通夜だが、本人は至って明るい。松岡修造は自らの引退報道に「卒業」とうそぶき、伊達公子は復帰した。その昔、6度引退した大御所もいた。相撲ではないから、終わりではない。

 予選2日目(9月29日)は雨の平日、交通不便な有明コロシアムが7115人のファンで賑わった。予選2試合の後に錦織の公開練習があり、通信社は「観客が見守る中、好プレーでは拍手を誘い」と流した。テニスファンをなめてはいけない。

 予選ながら第1試合には元世界ランク3位で人気のチチパス、第2試合にマスターズで優勝した世界9位の22歳、フィスが入った。エントリーの手違いで実現した夢の予選カードに錦織のおまけ付きで2000円──ファンは見逃さず、空っぽのロイヤルボックスと記者席だけが目立った。

 チチパスの片手打ちバックハンドの美しい広角ショットにため息が流れた。いまや男女とも両手打ちが主流で先の全米オープンでもチチパスは注目された。4大大会の150年の歴史で4強には必ず片手打ちがいた。今年勝ち上がったのはチチパスだけ、“時代の名残”は4回戦でシェルトンに敗れた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北陸最大の観光都市・金沢駅の「みどりの窓口」が大混雑、平日11時で32組待ち…現場で見えてきた順番待ちが減らない構造的問題

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    東海道新幹線にシニア向け割引登場 交通費を抑える「EX」利用術

  4. 4

    週刊文春が追い続けるプルデンシャル生命の闇…ここは企業ではなく「犯罪者養成所」だった!

  5. 5

    【阪神】2026年 戦力外通告選手一覧

  1. 6

    愛子さまカレンダーが発売前から「1位」の人気…佳子さま「27年版」は見当たらず、皇室カレンダーに映る“世代交代”

  2. 7

    わずか4カ月弱でもう最終工程…米国産ジャガイモ輸入解禁議論の異常なハイスピード感

  3. 8

    どうした川口春奈? CM女王の最近の出演作が《ダサすぎて見ていて辛い》とファン落胆

  4. 9

    シリーズ 保阪メモ「昭和史余話」(48)わずか2カ月余だが戦争回避、平和解決の可能性があった

  5. 10

    【ソフトバンク】2026年 戦力外通告選手一覧

おすすめ求人情報

会計事務/総合財産コンサルティング会社で税理士補助をお任せ/幅広くスキルアップできる環境/残業10h・土日祝休で働き方
中央綜合税理士事務所/株式会社中央綜合ビジネスコンサルティング 東京都 中央区 正社員
歯科衛生士/病院での勤務経験はなくてもOK/土日祝休も相談できる/午前or午後のみでもOK
川西リハビリテーション病院 兵庫県 川西市 アルバイト・パート
時給1,189円
テレオペ/「短期」時給1600円!通信サービスの案内 土日祝休×週3/WALT100435
ランスタッド株式会社 大阪府 大阪市 派遣社員
時給1,600円
Sponsored by 求人ボックス