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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

大坂なおみと全米OPペア実現へ 錦織圭は「ミックスがテニス発展の原点」だと理解している

公開日: 更新日:

 テニスの4大大会の最終戦、全米オープンが30日に開幕する。

 錦織圭は推薦枠でのラストチャレンジ、大坂なおみの活躍にも期待したい。予選と並行して開催されるミックスダブルスに大坂&錦織のペアが実現する話がある。全米は昨年からミックスダブルスの推薦枠を8に増やし、エキシビション色を濃くした。今年はジョコビッチとサバレンカの黄金ペア、今季好調のズべレフもエントリーしている。優勝賞金100万ドル、賞金総額236万ドルで前景気をあおる趣向だ。本大会との切り離しにダブルスのスペシャリストから批判もある。キング夫人(ビリー・ジーン・キング)のお膝元らしい企画である。

 テニスは、競技力向上に従ってシングルス人気が突出し、ダブルス廃止論まで出て、ミックスはおまけのような存在になった。キング夫人はかねがねこう強調していた。

「いまの優先順位はシングルス、ダブルス、ミックスですけれど、本当は逆なんですよ」

 テニスは芝の上の男女の出会いの機会として発展し、ミックスダブルスはその原点だ。学生の対抗戦で普及した日本との歴史的違いだが、魅力は勝負だけではないとの考えを地元ニューヨークで実現したわけだ。その意図は、選手たちも心得ている。最後の全米挑戦に臨む錦織も推薦出場を楽しみにし、こんなコメントを出した。

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