著者のコラム一覧
武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

通訳同伴アスリートに思うこと 英語ネーティブになる必要はないが「伝えようとする気持ち」が大切だ

公開日: 更新日:

 四谷にうまい支那そば屋がある。

 久々に行くと、最終オーダーが7時半になり朝がゆを始めていた。勝鬨橋の立ち飲み屋の2代目は、いまは午後1時に開店し6時には閉めるそうだ。

「若い人、来ないから」

 1時には若い人も来るのだから経済問題ではないだろう。時代が変わったんですと2代目はサラリと言い、「そうだな」とうなずいた顔は引きつっていたかも知れない。スポーツも同じ時代にある。

 女子ゴルフのメジャー大会「AIG全英オープン」で桑木志帆が優勝した。昨年の山下美夢有に続く日本選手の連覇で、渋野日向子も勝ったことがある。「全英」は和製呼称で男子の「ジ・オープン」とは違う。女子スポーツの歴史は浅く、人気はなかった。いまはギャラリーも増え、女子ゴルフや女子サッカーの新しい時代を日本や韓国のアジア勢が引っ張っている。問題は言葉だ。

 スポーツは肉体表現で言語は二義的。かつてウィンブルドンの表彰式に優勝スピーチはなかった。プロ化が進んで観客との交流が求められ、いまは勝者が英語で胸の内を語るようになった。日本選手はスピーチが苦手で桑木もそうらしい。通訳付きチャンピオンは日本人だけだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • その他のアクセスランキング

  1. 1

    青学大の4年間は「ひたすら駅伝を目指す」だけじゃない 今夏は初の海外合宿に踏み切った

  2. 2

    りくりゅう婚約で“商品価値”爆騰「稼ぎ」どれだけ増える? 経済専門家が試算する新スポンサー効果

  3. 3

    “世界的企業”から青学大陸上競技部にコラボ依頼、「快諾」の裏にあった私の狙いと思惑

  4. 4

    川合俊一らと男子バレー“御三家”だった井上謙さんは「発達障害の息子のおかげで学んだ」

  5. 5

    八村塁のNBAクリッパーズに厳罰処分 「年俸上限逃れ」は大谷ドジャース、MLBに飛び火しないか

  1. 6

    錦織圭の「最後の全米」を見て思う…肉体は沈殿してもワザは死なず、面白いテニスをもう少し見せる道はある

  2. 7

    りくりゅうペア大逆転金メダルを呼んだ“かかあ天下” 木原龍一はリンク内外で三浦璃来を持ち上げていた

  3. 8

    《女子バスケで内紛勃発》日本代表の馬瓜エブリンがブチギレ糾弾!話題の東野技術委員長の正体と評判

  4. 9

    三浦璃来&木原龍一は「りくりゅう2世」を育成できるのか 最大の壁は「自分たち」の特殊すぎる成功例

  5. 10

    張本勲サンモニ降板で“普通のスポーツコーナー”に…「喝」なきTBSに打開策はあるか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハム新庄監督「来季続投の6年目突入」に現実味…V逸決定的になる中で注目されるその去就

  2. 2

    永瀬廉のファンミに不満の声…King & Prince分裂後の"集金アイドル"活動とちらつく結婚

  3. 3

    「橋上代行昇格は絶対ない」 巨人来季監督に浮上する松井秀喜氏、高橋由伸氏に次ぐ「第3の男」

  4. 4

    ソフトバンク山川穂高が“戦力外”へ崖っぷち…3カ月ぶり復帰即スタメンは「最後通告」

  5. 5

    「恫喝暴行&中絶強要」報道のソフトバンク村上泰斗(19) 素質だけなら山本由伸クラスだったのに…

  1. 6

    女優・朝岡実嶺さん15年ぶりに舞台出演「亡き夫はどこかで見守っていると思います」

  2. 7

    「卵」を食べる頻度が高いほど認知症の発症リスクが低くなる

  3. 8

    円急騰でFX大損「逆張り」投資家が死屍累々…今や市場は月間1000兆円規模で世界最大級

  4. 9

    福山雅治「不適切会合」問題ほぼノーダメージでTVジャックのウラ…中居正広氏らとは「次元が違う下ネタ」とは

  5. 10

    板野友美“匂わせ”NY一人旅?反射したガラスに男の姿が…