「裏金自民都議」の阿鼻叫喚!このままじゃ6.22都議選ほぼ全滅…「非公認の方がありがたい」の声まで

公開日: 更新日:

 東京都議会自民党会派の政治団体が舞台の裏金事件をめぐり、中抜きしていた26人の氏名と金額が判明し、参院選の前哨戦と位置づけられる都議選(6月13日告示、22日投開票)への悪影響は必至だ。裏金都議らは阿鼻叫喚。落選続出は不可避だ。

 自民会派の内部調査結果によると、2019年と22年の政治資金パーティーで裏金をつくっていたのは、現職と元職など計26人。総額は計2873万円に上る。幹事長経験者6人を公認なしとし、組織票が見込めず苦しい選挙戦が予想される。ところが、非公認組の地元ではこんな声が上がっている。

「『裏金自民』のレッテルはキツすぎる。むしろ、無所属で戦った方が地元支援者の印象はいい。正直、非公認の方がありがたいですね……」

 何ともオメデタい。もはや公認の有無は問題じゃない。自民は有権者にスッカリ愛想を尽かされており、裏金都議は「ほぼ全滅」の運命だ。

萩生田光一氏のお膝元、八王子がまたピンチ

 中でも危ういのは、旧安倍派幹部で裏金2728万円をつくった萩生田光一元政調会長のお膝元で3選を目指す伊藤祥広都議(八王子市選挙区=裏金194万円)だ。定数は5。自民は4年前、伊藤を含む2人を当選させたものの、次はそうはいかない。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 3

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  4. 4

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  5. 5

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  1. 6

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 7

    小野田紀美経済安保相の地元を週刊新潮が嗅ぎ回ったのは至極当然のこと

  3. 8

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 9

    「しんぶん赤旗」と橋下徹氏がタッグを組んだ“維新叩き”に自民党が喜ぶ構図

  5. 10

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み