メジャーリーグ通信
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GMの見立ては思い込みが多い メジャー若手有望株との長期契約に落とし穴
ブルワーズが、メジャー未経験の有望外野手、ジャクソン・チョーリオ(19)と8年8200万ドル(約122億円)の大型契約を交わし、話題になっている。 ブ軍のアーノルドGMの狙いは中心選手に成長…
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大リーガーはオフも危険と隣り合わせ…ヤ軍監督は現役時代、契約違反のバスケで怪我→解雇
感謝祭とブラックフライデーも終わり、米国内は一気にクリスマスの時季を迎える。 大リーグの選手にとっては、オフシーズンもなすべきことは多い。家族や友人たちと感謝祭を過ごし、クリスマスを迎えるの…
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米国で貧しい子はプロ野球選手になれない…エリート選手育成ビジネス隆盛の“負の側面”
高校ナンバーワン打者の佐々木麟太郎がNPBのドラフトを拒否し「米国の大学に野球留学する」という。 ひと昔前はアマのトップ選手による「米国野球留学」などあり得ないことだった。米国の高校・大学で…
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ドジャースは大谷翔平に788億円の条件提示? メジャー年俸高騰の裏に経営環境の劇的改善
2023年の大リーグはレンジャーズのワールドシリーズ初制覇で幕を下ろした。次に待つ大きな話題はFA選手の移籍交渉である。 今年のFA市場の最大の関心事は大谷翔平(エンゼルスからFA)の動向だ…
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チーム貢献度の高い剛速球投手ほどトミー・ジョン手術を受けるという「不合理な真実」
MLBではフォーシームの平均球速が年々アップし、2007年の146.6キロから、今年は151.4キロに達した。 10年前には先発投手(100イニング以上)で平均球速が155キロを超えたのはわ…
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米球界を悩ませるイスラエルとハマスの軍事衝突 暴力や憎悪を否定する声明を出した裏側
今年10月7日に起きた、武装組織ハマスによるイスラエルへの奇襲は、侵攻の開始から20日以上を経た現在も解決の兆しが見えない。 自国に対する攻撃に徹底して報復することで、相手によるさらなる侵攻…
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MLBで今季導入「4つの新ルール」の成否は…実際のデータをもとに検証してみた
MLBは4つの新ルールを導入して2023年シーズンを迎えた。 1:ピッチクロック(投球間隔を走者なしの場面は15秒以内、走者ありの場面は20秒以内に制限) 2:牽制球制限(投手の牽制球は3回…
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「入るのは簡単、出るのは難しい」佐々木麟太郎が選んだ米大学進学のプラスとマイナス
佐々木麟太郎(花巻東高)が米国の大学への進学を決めた。 しばしば米国の大学は「入るのは簡単だが、出るのは難しい」と言われる。実際にはさまざまな例外はあるとしても、確かに米国の大学の授業は日本…
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前田健太はノルマ達成で3億円ボーナスゲット! シーズン終盤に目の色変える“選手の懐事情”
メジャーリーガーの中には、契約書に「一定の数字」をクリアすれば自動的に契約が1年更新される、あるいは多額のボーナスが支給されるという条項を盛り込んでいる者が少なくない。 「一定の数字」は打者の…
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混沌とする米国の大型ストライキの行方…“世界最強”MLB選手会の交渉力を左右しかねない
7月14日に始まった全米脚本家組合(WGA)と全米俳優組合(SAG-AFTRA)による63年ぶりの同時ストライキは2カ月がたった現在も進展がなく、2007年から08年にかけて3カ月に及んだWGAのス…
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メジャーで分かれたトレードの明暗 ホワイトソックスではオーナー激怒で責任者のクビが飛んだ
メジャーリーグでは今年も8月1日のトレード期限の前にトレードラッシュが起きた。それから40日が経過した今、勝ち組と負け組の色分けが明確になった。 ■負け組:エンゼルス ホワイトソックス …
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米国で最高気温40度超えの地域が続出…「記録的猛暑」が米球界に与える“2つの影響”
今年の7月は世界の観測史上最も暑い1カ月となった。 特に7月6日は世界の平均気温が観測史上最高の17.08度を記録し、国連事務総長のアントニオ・グテレスが「地球の沸騰化」と警告したほどだ。 …
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メジャーでは名物だった「セプテンバーコールアップ」でスターダムにのし上がった選手たち
メジャーリーグには2019年まで、9月に入ると登録選手枠が25人(現26人)から40人(同28人)に拡大されるという規定が存在した。 それに伴い各球団が9月になった途端、マイナーの有望株を次…
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米独立リーグで導入された「指名代走」制度は野球の魅力の向上に寄与するか
一塁から三塁までの各ベースを3インチ(約7.6センチ)拡大させ、極端な守備を禁止する措置は、投手が球を受け取ってから投球動作に入るまでの時間を制限したピッチクロックとともに、今季から大リーグで導入さ…
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ヤ軍救援右腕が暴露したWソックスのブルペン事件簿 サボリ、居眠り、ケンカ、黒い交際が横行
ヤンキースのリリーフ右腕ミドルトンが8月1日まで在籍した古巣・ホワイトソックスのブルペンで目にした呆れた実態を暴露し話題になっている。 ■ルーキーが居眠り ミドルトンはエンゼルス、マリ…
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贅沢税問題が示すエンゼルスオーナーの本気度 再び積極的に球団経営を行う理由を見いだした
今季の大リーグのトレードは、マックス・シャーザーとジャスティン・バーランダーという現在の球界を代表する投手を擁していたメッツが、前者をレンジャーズに、後者をアストロズに移籍させ、大きな話題となった。…
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メジャーで語り継がれる「ポストシーズン請負人」伝説 球団のお荷物が獅子奮迅の働き
毎年、トレード期限(今年は日本時間8月2日午前7時)が近づくとポストシーズン(PS)進出をもくろむ球団が、脱落した球団から契約最終年の選手やオフにFAになる大物を獲得し、見返りに複数のマイナーのホー…
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大リーグを悩ませる学生ローン問題 バイデン政権の“返済免除”政策に連邦最高裁がNO
「中間層の復活」はオバマ政権時代に主張され、現大統領のバイデンも政権の根幹に据えている政策だ。 バイデン政権が学生ローンの返済の一部免除を重要な政策としたことは、やがて次世代の中間層となるはず…
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駆け込みトレード最後の1人はオマケ扱い? 大化けしたメジャーの「後日指名選手」たち
毎年7月末のトレード期限になると、プレーオフ進出をもくろむ上位球団が、下位球団から緊急で大物を獲得するトレードが頻発する。下位球団はその見返りにマイナー選手を2~4人受け取ることになるが、7月末トレ…
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大リーグ機構の国際戦略“本当の思惑”…4年ぶり「ロンドン・シリーズ」2試合11万人と活況
コロナ禍による中断を経て、大リーグの「ロンドン・シリーズ」が4年ぶりに開催された。 カージナルスとカブスが対戦した今回は、6月24日の第1戦に5万4662人、25日の第2戦に5万5565人が…