著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

紳士球団ドジャースの応援団は全米一過激な集団…敵地で恒例の“示威行進”、ついには乱闘騒ぎまで

公開日: 更新日:

 カブスの本拠地リグレーフィールドの外野席には「ブリーチャー・バム」と呼ばれる、熱心なファンが陣取っている。

 ブリーチャーとは入場料が安い外野席のことで、バムは浮浪者、クズという意味である。彼らは試合中、敵チームの選手に激しいブーイングを浴びせるだけでなく、働きの悪い高給取りの味方選手にも辛辣なヤジを浴びせる。

 その一方で、お気に入りの今永昇太が先発するときは7人のメンバーが上半身裸になって腹の部分にボディーペインティングで1字ずつI・M・A・N・A・G・Aと書いて、外野の最前列の席に横一列に並んで騒々しい応援を繰り広げる。

 これまで彼らはガラの悪い応援団の代表格とされてきたが、最近その上をいく集団が現れた。ドジャースファンの団体「パントン294」である。彼らのウリは数百人単位で敵地に乗り込み、巨大なドジャーブルーの応援旗をスタンドに広げて声援を送ることにある。

「パントン294」とはドジャーブルーの色見本番号のことで、彼らは青一色のTシャツや選手のレプリカユニホームに身を包んで飛行機を何機もチャーターして敵地に乗り込み、入場する前の球場脇で示威行進するのが常だ。

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