犬の「アトピー性皮膚炎」新薬の服用方法は? 毎日ではなく、頓服での利用も検討を

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 ヒトでは、花粉症シーズンになりました。くしゃみや鼻水などで苦しんでいる方もいるかもしれません。アレルギーは動物も厄介ですが、このほどワンちゃんのアトピー性皮膚炎に適応がある新薬が発売されたため、今後、飼い主さんに勧められるケースが増えそうです。今回はその服用方法を紹介します。

 この新薬は、かゆみを認識する神経伝達物質をブロックすることで症状を抑える働きです。これに先駆けて使用されている薬もあって、どちらも作用のメカニズムは似ていますが、先発薬とはブロックする場所が異なるため、先発薬が効きにくくなったワンちゃんではとても効果的だと思います。実は、先行した薬が効きにくいというのが、ミソです。

 これまでアトピー性皮膚炎などの治療では、抗ヒスタミン薬やステロイド剤が中心で、それでも十分な効果がなければ、免疫抑制剤やインターフェロンといった強くて高価な薬が選択されることもありました。薬の強さゆえ、なるべく使用を減らすことが重要です。

 一方、先行する薬も新薬も比較的安く、1日1回の投与で効果が認められ、なおかつステロイドや免疫抑制剤のような長期投与のデメリットがないことから、連続投与が勧められることが少なくないようです。ポイントはそこにあります。

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