シニアのペットの骨折はきれいな整復が不要なときもある

公開日: 更新日:

 先日、かかりつけの飼い主さんが当院を出られたときにリードが抜けてしまい、弾みでワンちゃんが飛び出し、車にぶつかる事故がありました。待っていた方には事情を説明してすぐに診察すると、右後肢に力が入らずに立ち上がれず、腹部の圧痛を認めたものの、内臓に損傷はありませんでした。私の見立てでは、強打による腰椎から骨盤にかけての骨折や椎間板ヘルニア、脊髄損傷などが疑われました。

 そうなるとマヒや骨折の確認が必要で、脊髄損傷をはじめ場合によっては緊急手術も必要です。連携する2次診療病院に連絡すると、受け入れ可能とのことで、対応していただきました。そのときにお願いしたこともあります。診察時に不明なことや手術などの可能性があったときは、その場で決めず、私に連絡をしてほしいということです。

 担当した獣医師からその日のうちに連絡がありました。話を聞くと、打撲による神経の圧迫はありましたが、幸い脊髄損傷や神経の断裂はなく、腸骨の片側が骨折していたということです。

 このようなケースで2次診療の獣医師は、骨折部位を手術で修復することを第1選択にすることが多いですが、われわれ町の獣医師は必ずしもそうではありません。排泄困難などがなければ自然に骨がくっつく可能性を探ることもあります。その要因の一つが主にワンちゃんの年齢です。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  2. 2

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    年内休養の小泉今日子に「思想強すぎ」のヤジ相次ぐもファンは平静 武道館での“憲法9条騒動”も通常運転の範囲内

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  2. 7

    横綱・豊昇龍が味わう「屈辱の極み」…大の里・安青錦休場の5月場所すら期待されないトホホ

  3. 8

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  4. 9

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  5. 10

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体