ワンちゃんの結膜炎は花粉症にあらず…原因は「エアコンと歯」

公開日: 更新日:

「ウチの子、花粉症でしょうか?」

 先日、ワンちゃんを連れて来られた飼い主さんにこう言われました。症状は、目ヤニと結膜の充血、腫れでした。

 確かにワンちゃんにも花粉症があります。スギやヒノキなど木の花粉ではなく、動き回るエリアにある地表の草花が原因です。散歩の途中で腹や肉球などがそれらに触れたり、花粉や分泌物などを吸い込んだりしたときに湿疹やかゆみ、あちこちをなめる、かくなど皮膚症状が現れます。くしゃみや鼻水、目ヤニ、目をかくなどもありますが、ヒトの花粉症ほどは多くありません。

 今回のワンちゃんはほぼ室内飼育ですから、花粉症の可能性がないわけではありませんが、極めて低い。最大の根拠は、発症が片目のみだった点です。花粉症のアレルギーなら全身症状ですから両目に発症するでしょう。

 恐らく目に毛や砂、ゴミなどが入って、気になってこすっているうちに結膜に傷がつき、手先などに付着した細菌が2次感染したと思います。そこに関係しているのがエアコンです。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」