シニアの飼い主が亡くなった後、残されたペットをどうするか?

公開日: 更新日:

 ヒトの老後がそうであるように、ペットの老後も大きな問題になっています。その現状を象徴する出来事があったので紹介しましょう。

 老夫婦が飼っていたワンちゃんは15歳で、10年以上当院のかかりつけです。奥さまが認知症介護施設に入所されてからは、ご主人がひとりで世話をしながら、毎月1回、当院でトリミングしに来られていました。

 そんな中、先日、その娘さんから電話を受けたところ、ご主人が亡くなっていたとおっしゃったのです。ワンちゃんもエサがなく、衰弱状態。かかりつけの当院で預かってほしいというのが、主な内容です。

 シニアの飼い主さんがペットを残して亡くなると、残されたペットの世話が問題になります。ご遺族やご家族が引き取るのが理想ですが、引き取り手の住宅事情をはじめいろいろな要素が絡み合うため、簡単に話がまとまるとは限りません。

 そこで候補に挙がるのは各地にある動物愛護センターですが、「適正飼育かつ終生飼育」を大義にするため、飼育できなくなったペットの受け取りは拒否されるため、非営利の第2種動物取扱業者を紹介されることがよくあります。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    横浜高では「100試合に1回」のプレーまで練習させてきた。たとえば…

  3. 3

    健大高崎158キロ右腕・石垣元気にスカウトはヤキモキ「無理して故障が一番怖い」

  4. 4

    中居正広氏「秘匿情報流出」への疑念と“ヤリモク飲み会”のおごり…通知書を巡りAさんと衝突か

  5. 5

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  1. 6

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  2. 7

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  3. 8

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 9

    あいみょんもタトゥー発覚で炎上中、元欅坂46の長濱ねるも…日本人が受け入れられない理由

  5. 10

    あいみょん「タモリ倶楽部」“ラブホ特集”に登場の衝撃 飾らない本音に男性メロメロ!