シニアの飼い主が亡くなった後、残されたペットをどうするか?

公開日: 更新日:

 ヒトの老後がそうであるように、ペットの老後も大きな問題になっています。その現状を象徴する出来事があったので紹介しましょう。

 老夫婦が飼っていたワンちゃんは15歳で、10年以上当院のかかりつけです。奥さまが認知症介護施設に入所されてからは、ご主人がひとりで世話をしながら、毎月1回、当院でトリミングしに来られていました。

 そんな中、先日、その娘さんから電話を受けたところ、ご主人が亡くなっていたとおっしゃったのです。ワンちゃんもエサがなく、衰弱状態。かかりつけの当院で預かってほしいというのが、主な内容です。

 シニアの飼い主さんがペットを残して亡くなると、残されたペットの世話が問題になります。ご遺族やご家族が引き取るのが理想ですが、引き取り手の住宅事情をはじめいろいろな要素が絡み合うため、簡単に話がまとまるとは限りません。

 そこで候補に挙がるのは各地にある動物愛護センターですが、「適正飼育かつ終生飼育」を大義にするため、飼育できなくなったペットの受け取りは拒否されるため、非営利の第2種動物取扱業者を紹介されることがよくあります。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    28時間で150回以上…トカラ列島で頻発する地震は「南海トラフ」「カルデラ噴火」の予兆か?

  2. 2

    自転車の歩道通行に反則金…安全運転ならセーフなの? それともアウト?

  3. 3

    南海トラフ巨大地震と首都直下型地震に前兆が…「2つとも発生は2025年から7年間」と予測

  4. 4

    「大阪万博の夏」がタフ過ぎる! 長蛇の列、強烈な日差し…“灼熱の我慢比べ”はもう始まっていた

  5. 5

    野良猫の減少に思うこと…「地域猫」の広がりの一方で、生粋の日本猫はどんどん減っていく

  1. 6

    消えゆく女子大「共学化」による生き残りの成否…“マンモス校”武庫川女子大には4万超の反対署名が

  2. 7

    トカラ列島・群発地震の不気味 南海トラフ大地震で「日本沈没」は起こるのか? 専門家の見解は…

  3. 8

    『続・続・最後から二番目の恋』小泉今日子&中井貴一が羨ましい…“生存確認”できる異性の友達を求める女性心理

  4. 9

    「日向灘では1年前から地盤の急激な沈降が進んでいた」的中率は79%…地震予測はどこまで可能か

  5. 10

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一は実質引退か? 中居正広氏、松本人志…“逃げ切り”が許されなかったタレントたちの共通点

  2. 2

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  4. 4

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  5. 5

    「いっぷく!」崖っぷちの元凶は国分太一のイヤ~な性格?

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  3. 8

    ドジャースは大谷翔平のお陰でリリーフ投手がチーム最多勝になる可能性もある

  4. 9

    《ヤラセだらけの世界》長瀬智也のSNS投稿を巡り…再注目されるTOKIOを変えた「DASH村」の闇

  5. 10

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?