ペットフードにも値上げの波が…多様化する療養食“シンプル・イズ・ベター”な選び方

公開日: 更新日:

 いろいろな物価が上がる中、ペット業界も例外ではありません。薬や動物用サプリメント、ペットフードなどが上昇。特にペットフードは値上げの繰り返しで、大手主要メーカーのものは毎年上がっています。国産メーカーは、令和の米騒動で原材料の米価高騰の影響が強く、輸入フードは円安やガソリン高騰に伴う輸送費の上昇のあおりなどで、どちらも値上げ圧力が強いのでしょう。

 たとえば、ネコちゃんの尿路結石予防フードで有名な2キロタイプは、2017年の希望小売価格が税抜き4100円。それが現在は6240円です。17年以前は、やや小さい1.5キロタイプで2000円以下だったと思います。当時の価格を知る飼い主さんは、ため息をつかれます。

 病状ごとにいろいろな療養食があって、ドライフードだけでも各社20種類近い。

 メーカー自身、用途が多過ぎて収拾がつかなくなっているような気もします。

 そこで問題が動物病院側の在庫保管です。飼い主さんに動物病院で購入していただいていると、それぞれのタイプを在庫で用意する必要があります。その問題をクリアすべく、通販系の卸売会社がいろいろなタイプをリスト化し選択したフードを飼い主さんに直送するシステムをスタート。動物病院は在庫を持たなくてよく、処方箋料金として売り上げの一部を還元される仕組みで、一見、動物病院にとってメリットがあるようですが……。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情