独白 愉快な“病人”たち
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悪性リンパ腫と闘う垣原賢人さん「怖くて仕方がなかった」
「もう仕事ができなくなるのではないか」 2015年、43歳の時に「悪性リンパ腫」の告知を受けて、まず最初にそんな不安が頭をよぎりました。 以前から、そけい部やわきに複数のしこりができて…
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扁桃炎で病院を転々…秋川雅史さんが「声」を取り戻すまで
「千の風になって」が世の中に広まる約10年前、手術で扁桃を切っていました。しかも自分から望んで2度も……。 そもそもの始まりは、91~92年ごろです。大学院の2年生から風邪を頻繁にひくようにな…
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落語家・柳家花緑さん 視聴者からの質問で発達障害を確信
「落語家ってバカがやる商売なんだね?」 小学生のとき、すでに落語でテレビに出ていたボクに向かって、同級生の女の子がそう言ったのを今でも強烈に覚えています。でも、それはきっとその子を傷つけるよう…
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ラーメン完食は手術5カ月後 藤原組長が胃がんとの闘い語る
「残念な結果が出ました」 藤原喜明さん(69)は電話でそう告げられた。3日前に胃カメラ検査を受けた病院からで「胃がんが見つかった」とのことだった。 4センチ大、ステージ3a期で、5年生…
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ダ・カーポ榊原政敏さん ギター姿勢が招いた“職業病”体験
今まで妻にも言ってこなかったんですけど、入院中は何しろ痛くて息苦しくてね。病院の窓から飛び降りてしまおうかと思ったこともあったんです。2階でしたけど……(笑い)。 2014年の夏、40日間入…
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モデルで食の研究家・室谷真由美さん 腎盂腎炎からの教訓
曲がりなりにも「ビューティーフード」と銘打って不調を招かないような食事を広めている講師なので、「食生活による自然治癒力で体を守ろう」という思いが強くありました。でも、それが強過ぎたなと反省しています…
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告知に泣いてしまい…小林アナさん乳がん手術決意と逡巡と
「エッ! 全摘ですか?」 何が何だか頭の中がパニックになっているのに、「どうします?」と先生に聞かれて、思わず「わかりません」と言いながら泣いてしまいました。 でも、おかげさまであれから無事に…
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3歳で脳性麻痺 ヴァイオリニスト式町水晶さん明かす“心の闇”
小脳が普通の人の半分以下しかありません。でも、言語能力や記憶力は人並み以上に高いと言われました。2時間以上のコンサートでも楽譜は置きません。楽譜を見ちゃうとかえってダメなんです。2つのことが同時にで…
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発症して18年…三東ルシアさん膠原病と闘いながらWワーク
芸能界をやめて、事務の仕事をしていた頃、確か冬の朝だったと思います。事務所のシャッターを開けたときにふと指先を見たら、真っ黒に汚れていたんです。両手の第1関節のところが全部。「おかしいな、なんかマジ…
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元Sスケート岡崎朋美さんは椎間板ヘルニア手術で体重8㎏増
「ちょっと動けないんですけど……」 それは大会当日の朝でした。滞在したホテルのベッドから起き上がろうとしたら腰が痛くて身動きが取れず、枕元の電話を掴んで監督にそう伝えました。チャイムが鳴ってド…
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両足手術を即決…ダ・カーポ榊原広子さんと変形性股関節症
手術を受けた後、40度以上の熱が3日間続き、足は丸太みたいに腫れて、切った辺りは真っ赤な炭が置かれているような痛みでした。 今ならだいぶ違うかもしれませんが、手術を受けたのは20年以上前です…
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切れた靱帯放置で歩行困難…ブル中野さんは膝手術前も壮絶
左脚の「変形性膝関節症」で人工関節を入れる計画でしたが、結果的にはそれをせず、胃を約10分の1の大きさにする手術を受けました。「どういうこと?」と思うでしょうが、手術した3年前の私は体重が100キロ…
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宝塚退団し過食症に 真織由季さんとストレスケアの出会い
「精神安定剤を出してあげるから、すぐ舞台に出なさい」 今から24年ほど前のことです。担ぎ込まれた奈落(舞台下)の診療室(現在は地上階にある)でそう言われました。宝塚劇場で主役を務める舞台の真っ…
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2度も生かされて…空間デザイナー黒田朋子さん闘病を独白
風邪をひいたかな? と思って、近所の耳鼻科を受診しました。処方薬でいったんは軽快したものの、喉の腫れや微熱が引かず再受診。「何か他の病気の可能性があるかもしれない」と言われ、大きな病院で検査したとこ…
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荒井daze善正さん語る EBウイルスの恐怖とドナーへの感謝
「そんな軽い気持ちで付き合っているわけじゃない! さっさと治して私を幸せにしてよ」 病名が確定して厳しい現実を突きつけられ、半ば別れ話を切り出したボクに対し、彼女(現在の妻)が話した言葉です。…
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子宮体がん手術翌年に世界一 矢澤亜希子さん語る壮絶治療
2012年の年末、「子宮体がんステージⅢc。手術をしなければ余命1年」と宣告されました。手術で子宮、卵巣、卵管、リンパ節をすべて切除しなければならないと言われたのです。結婚して4年目。結婚したら子供…
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生き方が楽に 森下千里さんがリンパ節炎を患い考えたこと
「このくらいの風邪が治らないなんて、ダサイな」 自分ではそう思っていました。でも、それが「亜急性壊死性リンパ節炎」という耳慣れない病気だったのです。 2015年1月、多忙な年末の仕事が…
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1月に手術 生島ヒロシさんが「緑内障」から学んだこと
「これは大変だ。眼圧がすごく上がっている」 そう医師に言われたのが、今年の1月。五輪前の韓国から帰国したら、右目の眼圧だけが32~33㎜Hgになっていたのです。一般的な正常値は10~21と言わ…
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大橋未歩アナ振り返る 脳梗塞が起こったあの夜の一部始終
「らいじょうぶ」という言葉が耳から入ってきて、「あれ?」と思いました。自分では「大丈夫」と言っているつもりなのに、ろれつが回っていなかったのです。 2013年の1月のことです。その日は家でデス…
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42歳で大腸がん手術 金哲彦さんは大量下血にむしろ感謝
新幹線のトイレで便器の中が真っ赤だったのを見たときは、スッと血の気が引きました。腹痛もないのに下痢のときのような水っぽいものが出たんですよね。いわゆる大量下血というやつです。 以前からトイレットペー…
