元Sスケート岡崎朋美さんは椎間板ヘルニア手術で体重8㎏増

公開日: 更新日:

「ちょっと動けないんですけど……」

 それは大会当日の朝でした。滞在したホテルのベッドから起き上がろうとしたら腰が痛くて身動きが取れず、枕元の電話を掴んで監督にそう伝えました。チャイムが鳴ってドアを開けにいくときは、横に転がりながらベッドからずり落ちて、床を這っていった感じです(笑い)。

 前日はなんの兆候もありませんでした。むしろ調子が良くて「メダルもいけるな」なんて話していたくらい。でも、朝起きたら激痛。ただ、“今日が終わればオフ”というシーズン最後の日でしたし、「多少無理をしても大丈夫」という気持ちもあり、慌てたりはしませんでした。

 同行していたトレーナーに応急処置で痛みを止めてもらい、大会では6位入賞することができました。それでも2年後にはソルトレークシティー五輪があるという時期だったので、早く処置した方がいいなと思いました。そもそもスピードスケートは腰を曲げたまま走るので、腰への負担が大きな競技です。一番初めの兆候は、実は高校2年生のときなんです。ウエートトレーニング中にギックリ腰をやってしまって、それ以来、疲れると少し痛みが出て、整体や整骨院に通う10代でした。それでも、社会人になって実業団に入るとハードトレーニングで筋肉が増え、しかも念入りなケアがあったので腰痛はほとんどなく、長野五輪での銅メダルにつながりました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    六代目山口組・高山若頭の相談役人事の裏側を読む

  2. 2

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  3. 3

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  1. 6

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード

  2. 7

    “路チュー報道”STARTO福田淳社長がフジ新取締役候補というブラックジョーク…堂本光一も痛烈批判

  3. 8

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 160キロ封印で苦肉の「ごまかし投球」…球速と制球は両立できず

  5. 10

    ダウンタウン浜田雅功“復帰胎動”でまたも「別人疑惑」噴出か…中居正広氏「病後復帰」では陰謀論がワンサカ