悪性リンパ腫と闘う垣原賢人さん「怖くて仕方がなかった」

公開日: 更新日:

「もう仕事ができなくなるのではないか」

 2015年、43歳の時に「悪性リンパ腫」の告知を受けて、まず最初にそんな不安が頭をよぎりました。

 以前から、そけい部やわきに複数のしこりができていることは認識していました。

 告知を受ける直前には、わきのしこりがゴルフボール大くらいまで肥大していて、アームカールというわきを絞って行う腕のトレーニングをすると、“何か挟んでいる”という感覚がずっとあったんです。「何か嫌だな」と気になってはいたのですが、仕事の予定が詰まっていたので、病院に行くことを先送りにしていました。

 思い返せば、しこり以外にも、疲れやすくなったなと感じていました。当時、中学生の息子と昆虫の調査で山登りに行くと、思うように体が動かなかったり、それまで登山で息子に置いていかれることはなかったのに、体力で逆転されることがあったのです。

 14年の年末になって仕事が一段落したので、ようやく町のクリニックを受診しました。すると「こんなに大きなしこりは見たことがない」と驚かれ、すぐに大学病院を紹介されました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃