戦隊ファンに励まされ 俳優・坂元亮介さん食道がん闘病2年

公開日: 更新日:

「すぐに手術しないと余命1年です」

 築地の国立がん研究センターでそう言われたんですから、信じるしかないですよね。

 でも、その時はまだがんを取ってしまえばすぐに治るんだろうと思っていました。

 事の始まりは、2016年の春ごろです。それまで約2年かけて、舞台で全国130ステージを回っていました。それが終わってホッとした途端、風邪をひいてしまったんです。大したことないと思っていたのですが、熱が下がらず近所の病院へ行ったら「肺炎」と言われ、そのまま入院になりました。

 いい機会だから他もいろいろ調べてもらおうと思い、「去年ぐらいから食べ物の通りが悪く、喉が詰まるような感じがする」と訴えました。すると、検査で「食道に腫瘍があります。恐らく悪性でしょう」と言われてしまったんです。

 初めは「ウソだろ? この俺が……がん?」と信じませんでした。

 でも、紹介された国立がん研究センターで精密検査を受けたら「食道がんのステージ3です。リンパ節にも転移しています」と言われ、さすがに驚きました。57歳にして初めての内臓疾患。しかも、がんのステージ3だなんて……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  2. 2

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  3. 3

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  4. 4

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  5. 5

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  1. 6

    指が変形する「へバーデン結節」は最新治療で進行を食い止める

  2. 7

    ジョン・レノン(5)ジョンを意識した出で立ちで沢田研二を取材すると「どっちが芸能人?」と会員限定記事

  3. 8

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 9

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  5. 10

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も