医者も知らない医学の新常識
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「BMIが25で肥満」は誤り? 病気との関連を調べた新研究
健康診断で身長と体重を測定すると、もれなく「BMI」という数値が計算され表示されます。これは、キログラムの体重を、メートルの身長で2回割り算して得られる数値で、「体格指数」などと呼ばれることもありま…
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甘い物が食べたくなるのは腸内細菌の乱れ? 意志の強弱は無関係
甘いお菓子やジュースは、ついつい食べ過ぎ、飲み過ぎてしまうものです。 体重が多くて、血糖が上昇しているなど、肥満症の状態にある人では、そうした甘い物を食べ過ぎてしまう傾向が強く、それが肥満の…
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アレルギーの点鼻薬で新型コロナが予防できる?…69%感染低下
新型コロナの感染が、増減を繰り返しながら今も続いています。パンデミックの時期と比べれば軽症化して、一般的な風邪とそれほどの違いはなくなっていますが、それでも高齢者などでは重症化のリスクがあるので、注…
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ラーメンで寿命が縮むのは本当か?「週3回以上」vs「2回以下」
ラーメンは国民食と言っていいほど、日本では好んで食べられている料理です。ただ、その一方で、ラーメンの食べ過ぎやスープを残さず飲むような食べ方が、健康に悪影響を与えている、という指摘もしばしば耳にする…
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認知症の予防にはコーヒーが有効? 60歳以上で1日4杯以上
コーヒーを1日3~4杯くらい飲むという習慣が、糖尿病や肝臓病、心臓病などの予防になり、健康長寿に結びつく。そのメカニズムは不明であるものの、世界規模の多くの疫学データにより、実証されている事実です。…
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フライドポテトは糖尿病になりやすい? 英国医学雑誌に論文掲載
ジャガイモはご飯などと同じ穀物に分類されたり、野菜に分類されたりと、ひとつに分類することの難しい食品のひとつです。ビタミンCや食物繊維を多く含んでいるので野菜の仲間でもよさそうですが、糖質も多く含ん…
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話題の肥満薬はどこまで安全なのか…糖尿病なしの患者に投与
最近新しい肥満症の治療薬が発売され、大きな話題となっています。これはGLP-1受容体作動薬というタイプの薬で、もともとは糖尿病の治療薬として使用されていたものです。その後、臨床試験の結果、体重が減る…
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肥満は短命と関係…「体脂肪率」は「BMI」より役に立つ?
肥満が糖尿病や高血圧、心臓病などのリスクになり、健康寿命を縮めることは、これまでの多くの研究により証明されている事実です。 肥満の診断のために、最も広く使われているのは「BMI」という指標で…
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AIを使う医療機関の評判は? 患者は医師ほど信頼していない
スマホなどにも導入されて、近年急速にその使用が拡大しているAI(人工知能)ですが、医療分野も例外ではありません。 最もAIが得意なのはレントゲンなどの医療画像の解析で、大量の過去データや専門…
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胃がんの原因になるピロリ菌の毒素が認知症予防に有効?
ヘリコバクター・ピロリ菌というのは人間の胃の中で生育している特殊な細菌です。地下水の中などにいて、お子さんの時期に人間に感染すると考えられています。その感染が長期間持続すると、慢性の胃炎や胃潰瘍、胃…
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CGMで運転中の低血糖が改善…週3回以上運転の患者30人が対象
糖尿病の治療で一番問題となるのは低血糖です。糖尿病では血糖を下げるような薬を使うのですが、さまざまな理由により薬が効きすぎてしまうと、血糖は正常より低下して、低血糖という状態になります。重症の低血糖…
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高血圧の薬で腎臓がんのリスクがアップする?カルシウム拮抗薬で40%増
腎臓がんはがんの中でも早期発見の難しいがんとして知られています。そのため進行した状態で見つかることが多く、その予後も悪いのです。 高血圧は心臓病や脳卒中など多くの病気のリスクとなり、降圧剤に…
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「難聴」が社会での孤立を進める? 70歳以上の3分の2が該当
年齢に伴う難聴は、70歳以上では3分の2に認められるほど多い病気です。耳の聞こえが悪いという症状は、会話が成立しにくくなることで、社会における孤立感の原因となり、認知症のリスクも高めることが指摘され…
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ヘルペスウイルスが認知症の原因になる? 治療で17%リスク低下
認知症の原因は正確には不明ですが、ウイルス感染が認知症の起こるきっかけになっているというのは、10年以上前から提唱されている仮説です。認知症の代表であるアルツハイマー型認知症では、アミロイドβという…
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週5~6日の“酒飲み”は糖尿病リスクが20%低下する
お酒の飲み過ぎは間違いなく寿命を縮め、肝臓病やがんなどの病気の原因となります。急性アルコール中毒は命に関わる病気ですし、アルコールの依存症も深刻な社会問題です。このように健康に対する悪影響が広く知ら…
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膵臓がんとお酒との最新知見…世界250万人のデータを解析
膵臓がんは早期発見が難しく、治療も困難ながんとして知られています。したがって、予防することが何より重要です。他のがんと同じように、膵臓がんも体質と環境要因とが合わさって発症すると考えられています。そ…
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牛乳、ヨーグルト、チーズ…乳製品は肝臓に良い?悪い?
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれることがあるように、炎症を起こしても痛みはなく、症状がないままに病状が進行するという危険性があります。そして、いったん肝臓の働きが大きく低下すると、強いだるさやむくみ、意…
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赤ワインはコレステロールを下げる? 老化と栄養学の専門誌に掲載
「アルコールは少量であれば健康に良い」という意見があります。その一方で、「お酒は飲まないに越したことはない」という意見もあります。お酒が健康ドリンクであるという主張の大きな根拠となっているのは、ワイン…
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お米や魚…健康に良いとされる食品にも“落とし穴”がある
玄米は白米より健康的といわれています。また肉の脂身は健康に良くないけれど、魚の脂、特に青身魚の脂は健康的といわれています。そうした情報の影響で、白米を玄米に替え、お刺し身などを積極的に食べている人は…
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早歩きが不整脈を予防する?「 1日1万歩」は意外に正しい
一番健康に良いことが分かっている運動は、何といってもウオーキング(歩くこと)です。 毎日歩く習慣を持つことで、健康が維持され、病気の予防になり、結果として長生きができることは、多くの科学的研…
