巨人・岡本和真めぐりメジャー6球団で争奪戦勃発! 気になる契約金は「76億~91億円規模」と専門家
ついに道が開けた。
巨人が22日、岡本和真(29)の今オフのポスティングシステムによるメジャー挑戦を容認すると発表。吉村編成本部長と会見に臨んだ岡本がこう心境を明かした。
「(MLB挑戦の希望については)ずっと行きたい気持ちはあった。一軍で試合に出るようになってから、交渉の場でそういう気持ちがあります、ということはずっと話をさせてもらっていた。すごくレベルが高くて世界一のリーグだと思う。僕もそこでプレーしたいなという気持ちで常に頑張ってきた」
希望の球団に関しては「本当にない。僕はどこでもうれしい。どれだけ戦えるのか勝負したい」とキッパリ言った。
今季は5月に左肘の靱帯を損傷し、8月まで3カ月間の長期離脱を余儀なくされたが、それでも69試合で打率.327、15本塁打、49打点と存在感を示した。
智弁学園から2014年ドラフト1位で入団。18年からレギュラーに定着すると、20、21年に本塁打、打点の2冠。23年に本塁打王に輝いた。三塁で2回、一塁で1回ゴールデングラブ賞を受賞するなど守備力も高い。
今オフはヤクルトの村上宗隆(25)がすでにポスティングでのメジャー移籍を球団から容認されている。「一塁か三塁を守る長距離砲」とポジションが重なるが、岡本に合うメジャー球団はどこか。
大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう解説する。
「まず球団初のワールドシリーズ進出にあと一歩まで迫ったマリナーズが挙げられます。一塁手ネーラーと今季49本塁打の三塁手スアレスがともにFAで流出する可能性があるため、中軸打者が欲しい。かつてイチローが長く在籍し、GMが『日本人選手を獲得したい』と言っている。守れない選手を好まない傾向があり、村上より守備力の高い岡本の方が好み。
日本人のスター選手を欲しがっているヤンキースは、7月に守備力に定評のある三塁手のマクマーンをロッキーズからトレードで獲得。まだ契約が残っていますが、打率.214と打撃が弱い。左打ちのマクマーンは、左投手に対して打率1割台。キャッシュマンGMは『右打者の獲得はかつてなく難しいものだが、バランスは必要だ』と言っている。ヤンキースはレッドソックスでFAになる三塁の名手ブレグマンが本命のようだが、三塁が守れる右打ちの岡本の獲得についても、球団と協議する可能性が報じられています」