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石原藤樹「北品川藤クリニック」院長

信州大学医学部医学科大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

赤ワインはコレステロールを下げる? 老化と栄養学の専門誌に掲載

公開日: 更新日:

「アルコールは少量であれば健康に良い」という意見があります。その一方で、「お酒は飲まないに越したことはない」という意見もあります。お酒が健康ドリンクであるという主張の大きな根拠となっているのは、ワイン、特に赤ワインをたくさん飲んでいる地域の人は、長生きで動脈硬化の病気にもかかりにくい、というデータの存在にあります。

 それでは、赤ワインと他のお酒には何か違いがあるのでしょうか?

 ブドウの皮と種を一緒に使用する赤ワインは、白ワインや他のお酒よりも多くの、健康に良いポリフェノールという成分を含んでるという違いがあります。このポリフェノール(複数の成分の総称です)には、動脈硬化進行予防や認知症予防など、多くの健康効果が報告されています。動脈硬化の一番のリスクは、コレステロールが高いことです。それでは、赤ワインはコレステロールを下げるのでしょうか?

 今年の栄養学と老化などの専門誌に、それについての研究結果が報告されています。これまで発表された臨床データをまとめて解析するメタ解析という手法を用いて分析したところ、赤ワインを飲む人は飲まない人と比較して、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が低い傾向が認められました。一方、白ワインにはそうした効果はありませんでした。

 赤ワインは他のお酒にはない、独自の健康効果があるのかもしれません。

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