ソフトバンクに「スタメン定着後すぐアラサー」の悪循環…来季も“全員揃わない年”にならないか

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 日本シリーズだョ! 全員集合──と言いたいのはやまやまだが……。

 ソフトバンク中村晃(35)が26日、2試合連続でシリーズを欠場した。前日に右股関節の違和感で泣く泣く出場を断念し、この日も全体練習から姿はなし。

 今季は打率.240だったが、日本ハムとの優勝争いを繰り広げた9月は不調の山川に代わる一塁手として、.283と活躍。経験豊富な打撃職人の離脱に、小久保監督は25日、「今年はそういう年。アクシデントで最後まで全員揃わなかった」と嘆いていた。

 今季はオープン戦で栗原が故障し、開幕直後も近藤、柳田と次々に長期離脱。山川や周東もケガや二軍調整で離脱した時期があった。それでもリーグ2連覇を果たし、9月終盤に脇腹を痛めていた近藤も日本シリーズで合流。全員集合! となった直後に、またケガ人である。

 もっとも、来季も「そういう年」になるのは間違いない。ただでさえ故障持ちのベテランが多く、かといって彼らを控えに追いやれるほど新陳代謝が活発というわけではない。今季は柳町や野村、川瀬らの中堅選手が台頭したとはいえ、彼らはいずれも28歳。決して若いとは言えず、ベテランと呼ばれる年齢に近づいている。

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