睡眠時無呼吸症候群にマンジャロと同成分の「肥満症薬」承認…治療はどう変わる?
■いびき&無呼吸の改善には体重減少が必須
肥満があると、首回りや喉の内側についた脂肪で気道が圧迫されて狭くなるからだ。そのためOSAと診断されると、肥満の人は減量が必須。並行して、寝ている間に鼻や口にマスクをつけ、空気を送り込んで気道を広げるPAP療法(その代表がCPAP)、もしくは下顎を前方に押し出して気道を確保するマウスピースの装着が行われる。
「CPAPやマウスピースは良い治療法であるものの、対症療法でしかありません。症状を大きく改善するには肥満解消が鍵となる。ところが、OSAがあると肥満の改善が非常に難しいのです」
OSA患者は睡眠の状態が悪い。睡眠の質の低下は食欲抑制ホルモンを減らし、食欲増進ホルモンを増やす。
「肥満↓OSA↓より太りやすい↓OSAの症状悪化↓さらに肥満」という悪循環になってしまうのだ。OSAの機序で痩せにくい人にとって、今回承認のGLP-1受容体作動薬は、悪循環を断ち切る一手となるだろう。


















