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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

公開日: 更新日:

田原俊彦

「ディナーショーといえば、まず名前が挙がるのが田原俊彦さん。64歳となった今も人気はまったく衰えていない」と感服するのは有名ホテルの関係者。チケットを売り出すと、すぐに完売してしまうという。旧ジャニーズの歴史にくわしい芸能記者も「独立して一時、干されていた時期もあったが、辞めジャニではもっとも成功した一人」と話す。

 神奈川県横須賀市で生まれた田原に不幸が襲ったのは小学校に上がったばかりの時。小学校の教師だった父が亡くなってしまうのだ。家族は母の生まれ故郷の山梨県甲府市に移り住むことになり、同市の公立小学校に転校した。高学年になると「学校のボス」と見なされ、公立中学では不良グループに入ったと、自著「職業=田原俊彦」(KKロングセラーズ)で明かしている。この本に関し、大手出版社の編集者は「中身のないタレント本がほとんどの中にあって、触れられたくない事実や心情を正直に吐露した秀作」と評価する。

 中2になると、新聞配達を始めた。6畳2間しかない小さな家に母、姉2人、田原、妹が暮らしていたが、家族を助けるためにアルバイトに励んだわけではなかった。オシャレに興味を持ちだし、稼いだ月1万2000円のカネはブランド服の購入に消えた。それを知りながら、母は田原のためにぎりぎりの家計から塾に行く費用を出してくれた。3人の姉妹は誰も塾に通わせてもらったことはない。高校は県立甲府工業の土木科に入った。母のためにも卒業するのは至上命令だった。

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