脆弱政権まともに相手にされず…アメリカから引導の石破政権

毎週訪米し、滞在を延長しても電話で済まされたり、袖にされる赤沢大臣。そりゃ、この政権基盤ではマトモに相手にされないだろう。自動車関税強行と石破政権の命運がいよいよ見えてきた。
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案の定の展開だ。
トランプ米政権との関税交渉の担当役として訪米していた赤沢経済再生相が、6月30日帰国した。7回目の訪米の成果を報道陣に問われると「実りある議論をした」と強調したが、今後の見通しについては「改めて事務レベルで協議」「閣僚級の日程を調整する」と言うのみで、どこか表情は硬かった。
それもそのはず、トランプ米大統領が29日放送のFOXニュースのインタビューで、日本との自動車貿易に関して「不公平だ」とブチまけたからだ。「日本は米国の自動車を受け取らないのに、何百万台もの自動車を米国に持ち込んでいる」と主張していた。
さらに、日本政府が自動車への25%の追加関税見直しを求めていることについては、譲歩しない姿勢を強調。「日本に書簡を送ることができる。『親愛なる日本様、日本から輸入される自動車には25%の追加関税を課します』というものだ」と言ってのけたのだ。
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