著者インタビュー
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「古来種野菜を食べてください。」高橋一也氏
古来種野菜――そう言われても、ピンとこない人が多いのではないか。現在、流通している野菜の多くは「F1種」と呼ばれる品種改良された一代交配種。流通しやすいよう、大きさ、味、収穫量が均一化され、タネが取…
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「世界のへんな肉」白石あづさ氏
世界100カ国以上を約3年かけて巡り、各国で出合った動物とその味についてつづった異色の旅エッセーである。 「旅の楽しみといえば何といっても食事。国が替われば食材も調理方法も変わり、市場で珍しい…
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「結婚クライシス」山田昌弘氏
今の自分の生活は、そこそこ中流だと思いたい。なんとかやっていけている暮らしを変えたくない、転落したくない――と思うのが「中流転落不安」だ。 若者の間にも、この感覚が根深く広がっている。それが…
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「お世話され上手」釈徹宗氏
高齢者施設はバリアフリーが当たり前だが、住職である著者が代表を務める「むつみ庵」は、寺の裏手の古民家を活用した、一風変わったグループホームだ。本書では、このむつみ庵の運営を通して著者が学んだという、…
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「ロマ『ジプシー』と呼ばないで」金子マーティン氏
「ジプシー」とは差別語であり、蔑称であることをご存じだろうか。日本では昭和歌謡界で使われたり、放浪するさまの例えで用いてきたが、今は使われていない。では、彼らをどう呼ぶべきか。 「『ロマ』です。…
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「哲学する子どもたち」中島さおり著
安倍政権は1億総活躍社会を掲げ、女性の社会進出を成長戦略の柱に据えている。女性に働いてもらわないと、労働力人口の減少に歯止めがかからないからだが、その処方箋が託児所の充実程度では心もとない。この本に…
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「心が折れる職場」見波利幸著
日本全国に衝撃を与えた、電通の過労自殺事件。月100時間超の残業、上司のパワハラで24歳の女性が命を絶った。この事件を受けて、電通のみならず、残業時間を見直す企業は増えている。 「確かに必要な…
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「パイルドライバー」長崎尚志氏
町のお巡りさんから捜査1課のアウトローまで、魅力的な警察官が爽快に事件を解決していく小説は映像化されているものも多い。そんな一大ジャンルとなっている警察小説に、出色の作品が登場した。著者は、漫画原作…
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「日本まじない食図鑑」吉野りり花氏
鳥取市では毎年12月8日に「八日吹きのうそつき豆腐」を食べる風習がある。豆腐を焼いて田楽にしてゆず味噌をつけたもので、「一年分のうそが帳消しになる」といわれている。 「商売のためにうそをついた…
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「おんなの城」安部龍太郎氏
依然として戦国時代は人気だ。歴史小説もドラマも、戦国の世が花盛り。勇猛果敢な武将、深謀遠慮の策士……、城と領土を巡る男たちの攻防戦には、やや食傷気味の声もある。 「城というと、非常に短絡的な男…
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「喪失の戦後史」平川克美氏
「歴史を振り返る上で大切なのは、自分を疑い、自分は何も知らないというところから出発することなんですね。私たちの祖先が何を選択してしまったのか。過去の為政者がどこで、どのような理由から、あり得たかもしれ…
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「日本核武装」高嶋哲夫氏
本紙で2014年6月から12月まで連載された「日本核武装」がこのたび単行本として刊行された。尖閣諸島をめぐって海上自衛隊と中国の艦船のにらみ合いが続く中、核兵器製造に関する極秘リポートをめぐるリアル…
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「五〇年酒場へ行こう」大竹聡氏
呑み歩きの達人との異名を持つ著者である。さぞや酒にも酒場にも精通していると思いきや、軽快に裏切られた。 「僕、酒の蘊蓄がないんですよ。興味がないから覚えないし。有名な酒場を訪ねる趣味も本来は持…
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「英雄の条件」本城雅人氏
スポーツを題材としたミステリーに定評がある著者が今回挑んだのは、野球界を蝕む「ドーピング」という闇だ。 「着想を得たのは、2013年のバイオジェネシス事件。アメリカ史上最大のドーピングスキャン…
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「さよならインターネット」家入一真氏
現在は、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が大流行。実名、匿名を問わず、個人で情報を発信するのは当たり前の時代だ。しかし、誰もが声を上げられるようになったがゆえに「炎上」につながること…
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「異端者」勝目梓氏
秘密は誰にでもある。性的嗜好ともなればなおのこと。母子相姦、同性愛、マゾヒズム……戦中生まれの72歳の男が、人に言えない異端の人生を淡々と顧みる物語である。不倫ですら糾弾され、犯罪者扱いされる平成の…
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「西一番街 ブラックバイト」石田衣良氏
池袋西口公園を舞台に、街で起こる数々の事件やトラブルを解決するため若者たちが暗躍する。通称“IWGP”と呼ばれ、初作から今年で19年、本作で12作目となる人気シリーズだ。 「登場人物たちが活躍…
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「大統領の演説」パトリック・ハーラン著
日本も注目するヒラリーVSトランプの米大統領選。米国の選挙がなぜあれほど盛りあがるのか。それは候補者の個性的なスピーチにあるという。 「トランプの特徴を一言で言うと、個人攻撃や嘘をつく話術です…
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「遊園地に行こう!」真保裕一氏
壮大かつ緻密なミステリーや冒険小説で知られる著者だが、まったく別の顔をのぞかせてくれるのが本作で3作目となる「行こう!」シリーズ。再生をテーマにしたエンターテインメント作品であり、心温まる“お仕事小…
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「スマホ断食」藤原智美氏
ある日、目黒駅のホームを歩いていた著者は、信じられない光景を目にしたという。 「おじいちゃんがスマホをやりながら歩いていたんです。すると、電車を待っていた若い女性にぶつかった。そうしたら何と言…
