著者インタビュー
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「スマホ老眼は治る!」荒井宏幸氏
40代に入ったあたりから初期症状を感じる人が増えてくる老眼。いつものように手元の書類に目を通そうとすると、文字がぼやけて読みにくい。“ついに俺も老眼の年齢か……”と、落ち込む出来事だ。ところが近年、…
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「日本人はどこから来たのか?」海部陽介氏
日本人の祖先は明石原人である――。学生時代に、授業でそう教わった諸兄は多いのではないだろうか。しかし――。 「違います。かつて日本人のルーツなどといわれた明石原人は、その後の調査で歴史時代の人…
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「ラストキャリア」谷川史郎氏
50代になると、「定年」「老後」の文字がちらつき始め、焦燥感を抱く人も多いだろう。「自分はこのまま終えるのか? もっとできることがあるのではないか」と。 「民間企業でキャリアを積んだ50代以降…
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「EU消滅」浜矩子氏
難民問題に揺れるEU。昨年11月にパリで起きた同時多発テロは人々を震撼させ、難民政策の見直しや域内の移動制限を求めるなど、加盟国間での不協和音を高まらせる要因となっている。しかし、EUの足並みの乱れ…
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「限界マンション」米山秀隆氏
日本各地で今、管理されていない空き家の増加が社会問題となっている。総務省の調査によれば、2013年の空き家戸数は全国で820万戸。前回調査の2008年と比較すると63万戸も増加し、その内訳では一戸建…
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「名著の読書術」樋口裕一氏
予備校で小論文を指導し、学習参考書が100冊以上という「小論文の神様」が、読書術の本を出した。 「実はこの本は、自分より年上の中高年の方たちを思い浮かべながら書いたんです。今まで時間がなくて読…
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「なぜニワトリは毎日卵を産むのか」森誠氏
一日が目玉焼きで始まる人は、結構多いのではないだろうか。庶民の重要な栄養源の卵で一冊の本を書いてしまったのが、静岡大学名誉教授の森氏だ。専門の家禽の産卵生理の内分泌学的研究というカターい話だけでなく…
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「典獄と934人のメロス」坂本敏夫氏
「私は27年、刑務官として務めたんですが、新人の頃に、関東大震災の折、横浜刑務所は囚人解放を行い、帝都一帯を大混乱に陥れたという話を聞かされたんです。それが昭和46年、横浜刑務所所長から震災のとき囚人…
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「認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?」長尾和宏氏
認知症治療薬の代名詞として知られ、発売から15年が過ぎたアリセプト。 しかし、この薬の服用をやめるだけで、驚くほど症状がよくなるケースがあることをご存じだろうか。 「アリセプトは非常に…
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「結婚しない男たち」荒川和久氏
商品戦略のターゲットは「独身女性・主婦・家族・若者・シニア」に設定されることが多く、独身男性は常に蚊帳の外。そこで立ち上がったのが「博報堂ソロ活動系男子(20~50代の独身一人暮らし男性・略してソロ…
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「人間臨終考」森達也氏
「組織に入ると、主語が一人称でなくなってしまうんですよ」 坂本竜馬、弁慶、頭山満、そしてガガーリン、ラスプーチン、江青ほか歴史上の人物18人の臨終に現代日本社会の問題を絡ませ、著者の妄想を駆使…
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「十字架の王女 特殊捜査班カルテット3」大沢在昌氏
2004年に誕生した物語がいよいよクライマックスを迎える。「特殊捜査班カルテット」シリーズの完結編である。 「もともとテレビドラマ化したいという思いから始動したシリーズで、若い読者に手に取って…
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「猫はふしぎ」今泉忠明氏
「最近の猫ブームでは、『かわいい』『癒やされる』と言われますが、もっとほかの魅力があるよと伝えたくて、この本を書きました。単独で狩りをするヤマネコの血をひいているので、本当はひっそりと、静かにしていた…
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「青線」八木澤高明氏
「“売春島”といわれる三重県志摩の渡鹿野島には、廃虚と化したスゴい量の木造アパートがありました。最盛期に300人の売春婦がいた名残です。そんな中を歩いて行くと、東南アジア人とおぼしき若い女が布団を干し…
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「恋愛しない若者たち」牛窪恵氏
恋愛は何物にも代えがたい娯楽と快楽であり、生きる原動力――。しかし、時代は変わった。今の若者は恋愛しないのだ。 「私自身は恋愛のプライオリティーが一番高かったバブル世代です。なぜ今の若者が恋愛…
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「室町耽美抄 花鏡」海道龍一朗氏
戦乱の世に生きた武将たちの壮烈な戦いと生きざまを描いてきた著者だが、本作で主人公に選んだのは芸の道に生きた4人の男たち。申楽を能という芸術に高めた世阿弥と、義父である世阿弥から能の奥義を授けられた金…
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「霧」桜木紫乃氏
直木賞受賞後、初の長編小説となる最新作は、3姉妹の愛憎を軸に据えた桜木版「宋家の三姉妹」ともいうべき、エンターテインメント小説。北海道最東端、ロシアとの“国境の町”根室を舞台に、自分の力で居場所を見…
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「今だから小沢一郎と政治の話をしよう」堀茂樹氏
外国生活が長い仏文学研究者が、本人いわく「遅まきながら」日本の政治の現実に目を向けたとき、「こんな国を次の世代にバトンタッチしていいのか」と疑問を持った。そのきっかけのひとつが、政権交代を目前にした…
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「黒闇」草凪優氏
男を勃たせるだけでなく女をも濡らす、官能小説界の“両刀遣いのカリスマ”が恋愛小説に挑んだ。著者自身、初の単行本化に気合も十分だ。 「官能文庫はオジサンを意識してヤボなほうがいい部分があるけれど…
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「ルポ 過労社会」中澤誠氏
2012年2月、東京新聞横浜支局で担当だった記者クラブ会見が、過労死を扱うきっかけになったという。 「ワタミの過労自殺の労災認定があり、横浜の裁判所記者クラブに行きました。そのとき、弁護士の説…
