著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

「カナダの上野由岐子」が姉という投手も…オリンピアンを身内に持つ大リーガーたち

公開日: 更新日:

 メジャーリーガーにはオリンピアンだった母親から高い身体能力を受け継いでいる選手が少なくない。

 その代表格がメッツの長距離砲コンフォルトだ。彼の母トレーシーさん(旧姓ルイーズ)はシンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング)の元女王で、1984年のロス五輪ではソロ、デュエットの2冠に輝いた実績がある。引退後、大学フットボールで活躍した男性との間に授かったコンフォルトは、幼少時から運動神経が抜群に良く、リトルリーグ(小学校高学年)の頃から注目されていた。

 昨年までメッツに在籍したキューバ亡命組のスラッガー、セスペデスは母エステラさんがソフトボールの五輪選手で、ピッチャーとしてシドニー五輪や世界選手権で活躍。シングルマザーだったエステラさんは、息子のセスペデスを練習や試合に連れて行き、ボールを持たせて遊ばせながら野球の基礎を叩き込んだ。その結果、息子は優秀な野球選手に成長し、17歳でプロ入りして好成績を残した。この賢い母はそれを見て息子に亡命を勧め、船で一緒にキューバを脱出。翌年、4年39億円でアスレチックスと契約し、メジャー入りがかなった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動