「おこめ券」に農水省イケイケも…大阪・交野市長「配らない」宣言、全国自治体も困惑ですでに破綻

公開日: 更新日:

 自治体の首長からも「ノー」が突き付けられた。大阪府交野市の山本景市長が先月29日、自身のXを更新。鈴木農相肝いりの「おこめ券配布」について「交野市はお米券を配布しません」と投稿した。

 高市政権は総合経済対策の柱に「重点支援地方交付金」の拡充を盛り込んだ。各自治体が自由に使い道を決められる制度で、政府は2兆円を充てる。うち食料高騰用として4000億円を確保し、おこめ券配布を推奨する。

 山本市長は配布しない理由に「経費率が10%以上と高い」などを挙げ、代わりに交付金を「経費率が約1%の上下水道基本料金免除や経費のかからない給食無償化に充てたい」と記した。

 おこめ券は1枚500円で買えるが、印刷代や流通経費として60円(12%)が引かれ、交換できるコメは440円分だ。さらに住民に配布すれば、郵送費などがかさむ。確かにムダが多い。

 全国の自治体にも困惑が広がる。日本テレビは先月14~25日、都内の全市区町村と全国46の県庁所在地の自治体に、おこめ券配布を検討するか調査。すると、対象の108自治体のうち「はい」と答えたのは目黒区と那覇市のみ。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    “言い訳番長”高市首相の呆れた支離滅裂ぶり 1000万円カタログギフト配布で「政党支部の認識」を都合よく使い分け

  2. 2

    中道・小川淳也代表“オガジュン構文”の破壊力は期待以上? 代表質問で「暮らしを『支えて』」×5回炸裂

  3. 3

    「悪口は聞きたくない」はどこへ? 落選の野党前職を執拗に“口撃”…高市批判はNGで野党批判はスルーの思考停止

  4. 4

    高市首相パワハラ国会の一部始終 赤沢経産相に「ワタクシに恥をかかせるな」…“閣僚イジメ”にSNSで批判噴出

  5. 5

    高市独裁政権に立ちはだかる「新・参院のドン」石井準一幹事長の壁

  1. 6

    イラン攻撃に沈黙する高市外交の“二枚舌” 米国とイスラエルの暴挙に「法的評価は控える」の笑止

  2. 7

    2期目狙う馳浩氏ピンチ…石川県知事選は保守分裂“ラウンド2”「不人気現職vs極右前市長」でカオス極まる

  3. 8

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  4. 9

    高市外交は「二重苦」の真っただ中…チャイナリスクとトランプ関税問題で削がれる日本の国益

  5. 10

    高市首相カタログギフトばらまき弁明「昭和の中小企業のオヤジ」もデマカセだった

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍Jで待遇格差が浮き彫りに…大谷翔平はもちろん「メジャー組」と「国内組」で大きな隔たり

  2. 2

    元横綱照ノ富士が“弟子暴行”で角界に大激震! 転籍組との微妙な関係、燻っていた「無理やり改名」の火種

  3. 3

    “30万着サバいて60億円”…侍Jがソロバンはじくレプリカユニホームのバカ儲け

  4. 4

    「Hey! Say! JUMP」山田涼介のグループ内「独り勝ち」で広がるメンバー間の“収入格差”

  5. 5

    伊野尾慧×松本穂香ドラマが“超”高評価なのは「リブート」の反動? 日曜夜に広がる“癒やし需要”

  1. 6

    宮城大弥が激白した! 大谷翔平にタメ口の顛末、兄貴分の山本由伸、オリックス愛

  2. 7

    弟子を殴った元横綱照ノ富士 どれだけ潔くても厳罰必至か…「酒瓶で…」「女性を庇った」飛び交う情報

  3. 8

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

  4. 9

    TBS「サンデーモーニング」は高市政権に狙い撃ちされないか…高視聴率だからこそ心配だ!

  5. 10

    佐藤二朗に全部賭けた! フジテレビ“火9”連敗阻止なるか…民放GP帯ドラマ初主演の吉凶