日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは
「TATAMI」というアメリカとジョージアの合作映画を見ました。トビリシ(ジョージア)で開催された女子柔道の国際大会で、途中で棄権するよう国家に命令され苦悩する、ある国の選手の映画です。
棄権させられる理由は、このままトーナメントを勝ち上がるとイスラエルの選手と対戦する可能性があるから、というものです。理由は宗教的価値観による、との最高指導者のご意向とのことです。
監督はイスラエル人と、フランスに住むイラン人の共同製作。イラン人の監督は、映画に女子チームのコーチの役で出演しています。特定の国の問題点を指摘しているのではなく、「国家」って何だろう、という普遍的なテーマの映画です。
日本という国家も宗教で結束を固めようとしました。聖武天皇の時もそうでしたが、20世紀の対外戦争の時代もそのようでした。英語を使うだけで「非国民」とされ警察に拘束されたそうです。
国家は怪物だ。ヒトがひとたび国民に成り下がれば、一生、権力の奴隷あつかいだ。
17世紀のイギリスの思想家ホッブスは国家の悪弊をこう表現しました。


















