元日本ハム投手の木田勇さんは71歳…倉庫でフォークリフト操る日々「元気なうちは働くのが一番」
木田勇さん(元日本ハム投手/71歳)
記録はもちろん、記憶に残る傑出した左腕だった。1980年、いきなり22勝を挙げ、新人王とMVPの史上初ダブル受賞の離れ業をやってのけた日本ハムの左腕・木田勇さん。今どうしているのか。
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木田さんに会ったのは、横浜市営地下鉄グリーンライン・高田駅そばにあるファストフード店。待ち合わせは夜7時だ。
「仕事帰りなんです。7年前から、水の会社の倉庫で、パートをしていまして。フォークリフトを操って、製品を整理したり仕分けしたりしています」
木田さん、まずはこう言った。勤務は月曜から土曜までの朝8時30分から夜6時30分。71歳になったというのに、すごい。
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「いや、勤務中ずっと忙しいわけじゃないから大丈夫。もっとも、帰宅してシャワー浴びて、ビール飲んだらすぐに眠くなっちゃいますけどね(笑)」
野球中継をノンビリ観戦する時間はないようだ。
「シャワーを浴びる前、服を脱ぎながらちょっと見るくらい。日本の野球はあんまり面白くないんですよ。たとえば、先発が六回までか100球投げたら、あとは中継ぎ、クローザーと展開が型にはまっている。もっと泥くさい、ガツガツした野球を見たい。大谷翔平選手が日ハムの後輩だし、メジャーのほうが興味がありますね」


















