フットボール求道人が行く
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チャナティップはビジネス、スパチョークはエコノミー…タイ代表の飛行機座席問題の深層
タイのフットボールメディアが騒がしい。代表チームの試合内容について、でも選手のパフォーマンスの良し悪しについて、でもない。タイ代表選手が帰国する際の飛行機座席をお題に賑わっている。 フットボ…
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2年半振りに国際大会の現場に 埼玉ACL取材で“アジアの血”が巡り始めた
愛称「ザ・ラヴィッツ」。 タイの強豪クラブ、BGパトゥム・ユナイテッド(BG)が来日した。グループステージを勝ち抜いたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のノックアウトステージへ挑むために。…
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3回目の緊急事態宣言前日の“ヨコハマダービー”で何を想う
ラモン・ディアス、ダビド・ビスコンティ、メディナ・ベージョにグスタボ・サパタ。 Jリーグ創設期にはアルビ・セレステ色が強烈だったクラブは、今ではすっかりカナリーニョを頼りにするクラブへと変貌…
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タイ・フットサル界のスーパースターは後世への道標になれるか
タイからまたひとり、日本へやってきたアタッカンチがいる。 名前はスパウット・トゥエンクラーン。 チューレン(タイ人が持っている愛称)は「アーム」。今度は「どこのJクラブがタイ人選手を…
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高校サッカー選手権のオフ・ザ・プレーから幾つもの気付き
日本サッカー界における冬の風物詩のひとつ、全国高校サッカー選手権大会(以下・高校サッカー)。今やごく当たり前となった海外サッカーが直結し得なかった時代から、サッカー少年の身近な憧れの舞台が、高校サッ…
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東京ヴェルディの変革「総合型スポーツクラブ」に存在意義
日刊ゲンダイDIGITALの読者の皆さんは<東京ヴェルディ>と聞いて何を連想するだろうか? J初代王者、カズ、ラモス、歌って踊れるスター軍団……どれもこれもが、ヴェルディ川崎時代の回想的レガシーばか…
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楽しみだった横浜のタイ人ダービー不成立にアライ・ワー!
筆者はタイが好きである。あのサバーイサバーイ的空気の下、バービアで可愛い彼女から微笑まれたものならば、タイマッサージを受けずして心身共にビシッと整うものだ。 しかし……コロナ禍真っ只中の地球…
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タイリーグで日本人監督直接対決 試合後に両指揮官を直撃
アジアンフットボールに魅せられ、いろんな縁も重なって今、ジャーナリストをさせてもらえている。自らの主戦場は<亜細亜>だと自負している身、外へ出てみると、内では当たり前のことが、逆にマイノリティーだっ…
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タイリーグ開幕現地行脚 男に惚れて女にキュンとなった夜
3週間前、U―23(23歳以下)アジア選手権(1月8日~26日)の取材でバンコクに滞在していた。 その時は春節休暇を楽しむ大陸からの旅行者で賑わっていたが、今その絵はない。大型連休はなくとも…
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タイサッカー界にニッポンムーブメント 日本人監督対決も
実に幸せな時間だった。取材で訪れたスタジアムで数多くの“日本”を感じられたのだから。何を言ってんだ? と言われかねない序章だが、微笑みの国のタイ王国で行われたタイリーグ1(タイ1部)の今季開幕戦での…
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U-23現地取材で見えた 東南アジアサッカーの「光と影」
PM2.5による大気汚染問題が深刻化しているタイ・バンコク。街を歩けば多くのマスク着用者を目にする。筆者もご多聞に漏れず、外出時には必着しているのだが、それでも喉が痛くなるのは、よほどのレベルなのだ…
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就任後のタイは5勝2敗4分け 西野朗監督の2019年を採点する
△○△○●△●○○○△ 11戦を戦って5勝2敗4分け。左から前6試合がA代表、後ろ5試合がU-23代表でのもの。 今年7月に就任した西野朗・タイ代表監督(Uー23代表も兼務)の戦績で…
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カズ&俊輔“93歳コンビ”を脇役に追いやった若手世代の躍動
2018年7月11日の天皇杯3回戦。横浜・三ツ沢球技場では、この日(8月14日)と同じ横浜ダービーが行われていた。ハイライト映像から場の白熱具合を感じ取り、現場へ行くのを拒んだ自分を悔やんだことを良…
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“海外ツアー慣れしていない”シティが露呈した残念な一面
今の時期のアジアは賑やかにして豪勢だ。欧州のビッグクラブが。スポンサーへの感謝の意を表すとともに新規マネーを得ようと“出稼ぎ”にやってくるからだ。それもそうだろう。中国を筆頭にインドネシア、タイ、シ…
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バルサ戦よりシティ戦を選んだのは名将ペップがいたから
とんでもないチームが来日したもんだ。世界最高峰リーグと呼び声高きイングランド・プレミアリーグを連覇中の強豪である。しかも……2017-2018年シーズンに勝ち点100を積み上げてリーグ新記録を打ち立…
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南米クラシコより北中米カリブ海のサッカーを感じたかった
トラブルはまた起こった。度重なると心が折れるもの。今回がまさにそうだった。 コパ・アメリカの取材で訪れていたサンパウロを離れ、コロンビアのボゴタ経由でニューヨーク入りした。北中米カリブ海王者…
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元ブラジル人J戦士たちは日本のコパ参加を心から祝福した
ブラジル滞在中に<足>としてカーシェアリングのUber(ウーバー/ブラジル人はウーベルと呼ぶ)を頻繁に利用した。基本的に移動はどこでも電車やバスといった公共機関を使うのだが、治安不良を心配するサンパ…
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コパ準々決勝コロンビアvsチリ 開始20分遅れの本当の理由
コパ・アメリカは我らがサムライブルーにとって、今回が2度目の招待参加だった。1度目は1999年のパラグアイ大会である。 当時はA代表セットで挑んだものの、完膚なきまでにラテン・アメリカの洗礼…
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やっぱりフィニッシュの精度は日本サッカーの永遠の課題
大詰めを迎えているFIFA女子ワールドカップ・フランス大会。筆者もヴァランシエンヌ(イングランドvsカメルーン)、パリ(スウェーデンvsカナダ)に赴き、ノックアウトステージ1回戦の2試合を取材した。…
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サッカー取材で“世界一周”…でも始まりは大失敗の連続から
油断は禁物とは言うが、本当にその通りだと身をもって実感した。 6月中旬から“世界一周”サッカー取材を続けているのだが、その初っ端から大失敗をしてしまう。 東京・羽田空港からパリまでの…