著者のコラム一覧
佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

タイサッカー界のトップアイコンを香港で直撃! 川崎チャナティップはタイリーグBGに移籍する

公開日: 更新日:

 チャナティップ・ソングラシーン。

 言わずと知れたタイサッカー界のトップアイコンだが、日泰を股に掛け、彼を取り巻く界隈が実に騒がしくなっている。

 筆者は、AFC(アジアサッカー連盟)U-17(17歳以下)アジアカップ(6月15日~7月2日)の取材でタイを訪れたが、現場で会う顔見知りのタイ人ジャーナリストたちから聞かれるのは、U-17日本代表チームの良し悪しではなく、ほぼ「チャナティップの移籍報道、日本ではどんな感じなの?」ばかり。

 国内クラブ間移籍による史上最高額となる移籍金(約4億6500万円/推定)で、北海道コンサドーレ札幌から川崎フロンターレへ電撃移籍を決めたのが2022年1月。移籍2シーズン目となる今季は、公式戦出場がわずか5試合のみ、登録メンバーから外れることも多い。昨季以上に出場機会に恵まれず、チーム内での序列がより一層厳しい立場に置かれている。

■手を挙げた金満クラブとは?

 この状況を本国タイでは“飼い殺し”と感じてしまってもおかしくはない話であり、タイに“戻っておいで”空気がまん延しているように感じた。そういった中でタイ国内クラブが獲得するのでは、という報道がもっぱらだ。

 では、その可能性を秘めているのはどのクラブなのか。連日の報道で挙がるのはビッククラブばかり。

 2年連続で国内タイトル3冠を奪取し、名実ともにタイサッカー界を席巻するブリーラム・ユナイテッド。タイ代表チームをも手玉に取る女帝マダム・ペーンがオーナーを務めるポートFC。そして資金力に物を言わせ着々と強化を図っているBGパトゥム・ユナイテッド(以下、BG)の3クラブだという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  3. 3

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  4. 4

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 5

    W杯8強へ森保J「5人の重要人物」 頭痛の種は主将・遠藤航の後継者…所属先でベンチ外危機

  1. 6

    サッカーW杯「日本単独開催」は夢のまた夢…拡大路線でもはや「共催」か「中東」の二者一択

  2. 7

    待望の独1部初ゴール!元軍人の父を持つ帰国子女の日本人DFが代表CBに殴り込み…森保監督も用意周到に“手当済み”

  3. 8

    なでしこ史上初「外国人監督誕生」に現実味…池田太監督の退任の裏にJFA会長の強い意向

  4. 9

    なでしこ初の外国人監督は“イケオジ”…ニルス・ニールセン新監督の手腕と評判 

  5. 10

    Rソシエダ久保建英が英リバプール入りなら遠藤航は“玉突き放出”へ…11月はゴラッソ連発で存在感マシマシ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか