著者のコラム一覧
佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

元ブラジル人J戦士たちは日本のコパ参加を心から祝福した

公開日: 更新日:

 ブラジル滞在中に<足>としてカーシェアリングのUber(ウーバー/ブラジル人はウーベルと呼ぶ)を頻繁に利用した。基本的に移動はどこでも電車やバスといった公共機関を使うのだが、治安不良を心配するサンパウロ在住の友人の助言に従い、リスク回避の意味でお世話になった。

 しかし、それが面白い出会いへと繋がることになるとは知る由もなかったが……。

 後部座席で友人とふたりフッチボールの話しをしていると、それを聞いていたドライバーが割り込んできた。

 聞くと彼自身が元選手で中国でもプレーした経験を持つというではないか。FC東京でプレーするディエゴ・オリベイラは幼少期から一緒に切磋琢磨した大親友だとも。

 しかし自身は怪我で選手生活を断念せざるを得ず、今はドライバーで生計を建てているという素性まで話してくれた。

 海外で球を蹴った成功者が今、Uberで運転手をしているという現実。経済が混沌とし失業率や浮浪率が非常に高いブラジルの現状を垣間見た。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘