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中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

国立がん研究センター公表の「5年純生存率」…多くのがんで改善傾向

公開日: 更新日:

 がんの治療成績を知る指標のひとつとして5年生存率がよく使われます。国立がん研究センターは新しい5年生存率を公表しました。地域がん登録をベースにして、ある時点でがんと診断された人が5年後に生きている割合を5年生存率としています。前回の2009~11年診断症例は22地域を集計しましたが、今回の12~15年診断症例は44地域に大幅増加。次の16年診断症例からは全都道府県が対象です。

 15~99歳では、胃がん63.5%、大腸がん67.2%、肺がん35.5%、乳がん88.7%、子宮頚がん72.5%でした(胃と大腸、肺は男女を合わせた数値)。

 この5大がんについて32のがん専門医療機関のデータを集計して算出する全国がんセンター協議会の5年生存率を比べると、2011~13年診断症例では、胃がん75.4%、大腸がん76.8%、肺がん47.5%、乳がん93.2%、子宮頚がん75.9%と、いずれも今回の数値より高くなっています(データの更新は21年で終了)。

 対象の違いとともに影響しているのが算出方法の違いです。

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