著者のコラム一覧
中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

ドジャースのロバーツ監督が告白…「ホジキンリンパ腫」若年例は9割完治する

公開日: 更新日:

 米大リーグ・ドジャースのロバーツ監督(53)がポッドキャスト番組でがんの闘病体験を語ったことが話題になっています。

 現役引退から1年後の2010年、37歳のときにホジキンリンパ腫が判明。当時、幼い子供が2人いて、死への恐怖を感じたそうですが、化学療法と放射線で克服され、「私はがんの生存者です」と強く語り、がんサバイバーにエールを送っています。

 悪性リンパ腫は、大きくホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に分けられ、ホジキンリンパ腫は多くがリンパ節から発生します。首の腫れに気づいて受診することが多く、非ホジキンリンパ腫と違い、隣り合うリンパ節へと連続して広がりやすいのが特徴。原因不明の高熱や寝汗、6カ月で10%以上の体重減少などを伴うこともあります。病名は、1832年にこの病気の存在を初めて報告した英国人医師が由来です。

 2人の子供を抱えたロバーツ監督は子供の成長を最後まで見守れるかどうか不安だったのでしょうが、この病気は20代と50~60代に発症のピークがあり、若い患者さんが珍しくありません。欧米は悪性リンパ腫全体の10~30%といわれる一方、日本は6%ほど。日本の発症数は少ないのが現状です。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希をヤンキースが強奪へ…大谷翔平&山本由伸を奪われた名門が企んだ雪辱戦

  2. 2

    AKIRA版はなかったことに? 反町隆史GTO放送開始で荒ぶる「2012年派」

  3. 3

    ゾンビたばこ広島に黒田博樹監督待望論 「打てない、守れない、人気ない」三重苦で新井監督はクビ不可避

  4. 4

    佐々木朗希は一軍復帰1試合でまた抹消…どれだけ脆弱でもドジャースが欲しがったワケ

  5. 5

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー

  1. 6

    “令和の武器商人”こと小泉進次郎防衛相の「核ありき発言」に自民国防族もカンカン

  2. 7

    ついに1ドル=163円突入で「円安倒産」ラッシュ深刻懸念…すでに前年同期から3割増

  3. 8

    中森明菜のタモリ評「心の底からホッとします」は国民の総意か? サングラス姿と性格的な3要素

  4. 9

    「24時間テレビ」放送1カ月前に日テレ局内に流れる微妙な空気…猛暑の中の星野真里マラソンに大逆風

  5. 10

    震災で家族を心配する選手たちに星野監督が怒号「おまえらは野球だけしとりゃあええんじゃ!」