犬の足裏に起こる「夏の名残」の火傷…足をひきずっていたら要注意
一方、どんなに丈夫な肉球を持っていても熱いアスファルトの上を歩いて火傷しない犬はいませんから、散歩前に路面温度を確認することは重要です。暑い日であれば日中の散歩は避け、日が沈んだ後であっても西日の陰になりやすい場所や芝生や土の道を選ぶことは有効です。
受診するかどうかのサインは、犬が足を上げていたり、引きずっていたりする状態です。こうしたケースは肉球の火傷をはじめ、上記の炎症やけがなども疑われ、急いで治療する必要があります。
ほとんどの犬は靴も靴下もはきません。先日、私は試しに家の周りを裸足で散歩してみました。アスファルトが思った以上に熱いだけでなく、小さな石や枝でも踏むと痛いし、ガラスの破片なども落ちていたり、虫もたくさん歩いていたりと意外な発見がありました。
私は数分で音を上げて帰ってきました。裸足で30分も散歩したら無傷で帰る方が難しいと感じました。裸足で散歩することは私たちの想像以上に路面の影響を受けているのです。
犬にとって散歩は最大の楽しみの一つ。良い知識、良い習慣を身につけて、安全に楽しみましょう。
▽唐津健輔 獣医師。麻布高―東大農学部卒。近著に「深夜2時、眠らない動物病院のカルテ」(游藝舎)。


















