(1)夜間に多発する大型犬の「胃捻転」は発症6時間がポイント
多くの医療機関は、夜間はやっていない。なのに、なぜか医療提供体制が手薄になる夜間に急病が増えがちだ。
「人間もそうですが、ペットの世界でも夜間に体調が急変することはよくあります。その中には緊急手術が必要になるケースも少なくありません」
そう語るのは、つくば夜間動物病院(茨城県つくば市)の院長、唐津健輔獣医師だ。獣医歴16年、夜間診療に特化した動物病院を開業して5年が経過した。この5年間、夜間ならではの犬や猫の急病に数多く対応してきた。
その一つが夜間に多発する大型犬の胃捻転(胃拡張・胃捻転症候群)の手術だ。この病院が特に得意とする治療だそうだ。
「胃捻転とは、胃が急激に膨張し、さらにねじれてしまうことで血流が遮断され、短時間でショック状態に陥る極めて危険な病気です」(唐津院長)
胸の深い体形を持つグレートデーン、ジャーマンシェパード、ボルゾイ、スタンダードプードルなどの大型犬では特に注意が必要だ。近年はミニチュア・ダックスフントなどの小型犬で発生する事例もあるという。


















