(3)犬や猫に夜でも「熱中症」が多いワケ…夏場に急増
夜間の動物病院では、季節によって特徴的な救急症例が異なる。夏場に急増するのが、犬や猫の熱中症だ。
「近年、急激に気温が上昇しているのは周知の事実で、真夏にもなると我々人間も外にいるだけでつらいと感じます。これは動物も同じです。むしろ、体温調節が人間よりもうまくできない動物では、熱中症になるリスクが非常に高まっています」
つくば夜間動物病院の院長、唐津健輔獣医師は、そう語る。
犬も猫もリスクが高いのは、体温調節の仕組みが人間とは大きく異なるからだ。
「犬と猫は、肉球以外に体温調節のための汗腺がありません。さらに、体のほとんどが毛で覆われていることで保温には優れていますが、熱放散が苦手な構造になっていて、体に熱がこもりやすいんです」(唐津院長)
犬はハアハアと口を開けて呼吸する“パンティング”で体温を下げようとするが、気温や湿度が高いと効果は薄い。特に短頭種といわれるパグ、フレンチブルドッグ、チワワなどは要注意だ。


















