高市首相「脱リフレ宣言」は不発に…虚しく響いた所信表明演説の「市場」ラブコール5連発
問題は高市内閣が喧伝する「脱リフレ宣言」を市場がどう見るかだ。経済評論家の斎藤満氏が言う。
「いくら口先で『市場の信頼を高める』『リフレ政策は終わった』と繰り返したところで、単なる言い逃れでしかありません。日銀は利上げを遅ればせながら進めてきましたが、植田総裁も認めているように、金融環境は中立金利を下回っており、まだ緩和的な状況です。本当に『リフレは終わった』のなら、利上げペースを上げて早めに中立金利へと戻すなど、形で示さない限り、信用されるはずがない」
■新発国債40兆円に不信感
市場へ猛アピールした高市演説もむなしく長期金利の代表的指標である10年物国債の利回りは3%超のまま。為替相場は1ドル=158円台の円安水準に張り付いている。
「高市財政の持続可能性を市場は額面通りに受け取っていないのです。来年度予算は概算要求の143兆円から膨らむ見通しで、消費税減税や成長投資、防衛費増などの財源も見通せない。高市さんは新発国債を40兆円程度に抑える方針だそうですが、枠内に収められるような証拠も裏付けもない。これで『私はリフレ派ではない』『信じて欲しい』とは無理な話です」(斎藤満氏)


















