松井秀喜
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大谷翔平メジャー4年目の「意外な食生活」量産する本塁打と剛速球の源にある“おこだわり”
「彼は違う次元に向かっているようだ。素晴らしかった」 こう言ったのはヤンキースのアーロン・ブーン監督。「彼」とは日本時間30日のヤンキース戦でリーグトップの27、28号の2打席連続本塁打を放った大谷翔平(26=エンゼルス)のこ...
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信じてはいけないヤンキースGM「田中に残って欲しい」発言
これ、いつか来た道ではないか。 ヤンキースからFAになった田中将大(32)に関して、「代理人と話はしている」「残って欲しい」と繰り返しているキャッシュマンGMのことだ。 2009年、ワールドシリーズMVPを獲得しなが...
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巨人菅野“後ろ向き”のメジャー挑戦…先駆者に鼻で笑われる
「来季のMLB(大リーグ機構)のシーズンがどう行われるか、そこだけですね」 8日、巨人の菅野智之(31)がこう言った。 MLBがこの日、菅野のポスティング申請が受理され、全30球団に契約可能選手として通知したことを受け...
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巨人菅野は日本Sでフル回転するか カギは宮本コーチの決断
巨人の菅野智之(31)が17日、通算4度目の「東京ドームMVP賞」を受賞した。巨人では松井秀喜、阿部慎之助、坂本勇人の3度を超える最多受賞となった。 東京ドームでは12試合に先発。2完封を含む8勝2敗、82奪三振、防御率2・...
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G岡本が2冠返り咲き 初タイトルに「必要なこと」恩師助言
もがいていた巨人の4番・岡本和真(24)が再び2冠に返り咲いた。 22日のヤクルト戦の三回。吉田喜が投じた真ん中の141キロをはじき返すと、打球はバックスクリーンに飛び込む26号2ランとなった。七回には中前打でさらに1打点。...
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タッチの差で野茂英雄さんに会えず 大リーグ時代の心残り
僕がメジャーでプレーしたのは2008年と09年。この時期はさまざまな日本人選手がアメリカで活躍していましたが、彼らと交流ができたかといえば、そうでもなかったんですよね。 松井秀喜とはニューヨークとクリーブランドでそれぞれ1回...
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松井への死球でナインから「そんなに嫌い?」と冷やかされ
まさかのデッドボールに、僕は顔面蒼白になりました。 2009年4月19日のこと。場所はこの年に開場した新ヤンキースタジアム。それまで使用していた旧ヤンキースタジアムが老朽化したため、敷地の隣に球場が新設されたのです。僕はこの...
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二岡氏が巨人三軍監督に 配転は他球団流出阻止の一環か?
三軍とはいえ、シーズン中の人事異動は異例といっていい。 巨人は31日、8月1日付で二岡智宏三軍総合コーチ(44)が三軍監督、井上真二三軍監督(54)が二、三軍を統括するファームディレクター(D)に就任すると発表した。 ...
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燕・村上がゴジラ松井を超える日…逆転V弾で本塁打量産中
29日の対阪神戦。負ければ3位転落のピンチを救ったのが、プロ3年目で4番に座るヤクルトの村上(20)。1点を追う四回、左翼へ逆転の5号2点本塁打を放った。 35打点はセ・リーグトップ。昨季、最下位に終わったチームを、主砲とし...
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巨人快進撃で宙に浮く“ポスト原”阿部禅譲の既定路線が混沌
巨人の一人旅が始まりそうだ。5日に5球団との対戦を終えて10勝4敗1分けの首位。他球団の体たらくが目立ち、原辰徳監督(61)は早くも「左うちわ」をあおいでいる。 開幕カードで3タテを食らわせた阪神は、その後も立て直すことがで...
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かつてゴジラも苦戦 秋山&筒香が抱える“動く速球”への不安
日本人選手として初のワールドシリーズMVPを獲得した松井秀喜の話だ。 メジャー1年目の2003年。本拠地ヤンキースタジアムのデビュー戦で満塁本塁打を放つ好スタートを切りながら、しかし、その後はメジャー投手の動く速球に苦しんだ...
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秋山と筒香には“二重苦” メジャー7月開幕で投高打低の過酷
メジャーはシーズン162試合の長丁場。ほぼ半年間、プレーオフに進出する球団はさらに1カ月近く長く戦う。投手は開幕から全力で投げ続けていたら、とてもじゃないが体力がもたない。したがってプレーオフを狙う強豪チームのエース級は、5月くらい...
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長所を伸ばし短所を覆う…松井秀喜は「育てる」選手だった
指導者としての指針でもあった選手を「つくる」「育てる」「生かす」。これは具体的にどういうことなのか。 まず「つくる」とは、主に高卒選手などで、何を武器にしたらいいか、まだ分からない選手を指す。または足が速い、肩が強いといった...
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長嶋監督は松井の背もたれを蹴り「巨人の4番道」を説いた
長嶋茂雄監督による「4番1000日計画」の英才教育を受けた松井秀喜は、試合中のベンチでは常にホームベース寄りの最前列に座っていた。長嶋監督の真ん前である。 松井が4番に座ってからも、チャンスで凡退し、ベンチで下を向いていると...
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楽天家の元木と神経質の清水 プロで成功する真逆の性格
現巨人ヘッドコーチの元木大介は現役時代、読みが外れると、ど真ん中を見逃して悠々とベンチに戻ってきた。しかし、ただのチャランポランな男ではない。 「クセ者」といわれる理由があった。三塁走者の際に三塁ゴロが飛ぶと、三本間に挟まれな...
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巨人球団社長が“ポスト原”に初言及「阿部、松井、由伸…」
巨人の今村司球団代表取締役社長兼編成本部長(59)が、日刊ゲンダイの独占インタビューに応じた。阿部慎之助二軍監督やOBの松井秀喜氏など次期監督について言及。初めて山口俊(ブルージェイズ)に認めたポスティング移籍、減少しているといわれ...
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鈴木誠也はメジャーでもオールスター級の活躍が期待できる
日本のプロ野球チームが、我々メジャースカウトや関係者の動きにかなりナーバスになっていると聞いた。 例えば今年のキャンプを視察した同僚のひとりは、球場にいる間中、球団関係者に監視されていたそうだ。 その球団にはメジャー...
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金属のような音 “孤高の天才”前田智徳の芸術的ティー打撃
「アーノルド・パーマーみたいだな」 丸佳浩(30=現巨人)に、そう言ったことがある。なんのことかというと、スイングをした後に右手でバットを上げるしぐさが、往年の名ゴルフプレーヤーに似ていたからだ。2008年の入団当初のこと。私...
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天才と呼ばれた高橋由伸 3年の苦しい監督生活に残る無念
東京六大学23本塁打のリーグ記録を引っ提げて慶大の高橋由伸が、逆指名で巨人に入ってきた。 1998年、最初の春のキャンプ。由伸が衝撃を受けたのが、松井秀の引っ張った打球、清原の逆方向の打球だったそうだ。「飛距離は2人にかなわ...
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巨人二軍監督に就任後 まず岡本を7番から4番に固定した
松井秀が「剛」の打者なら、阿部と岡本和真は「柔」である。柔軟性がなく、引っ張り専門だった入団当初の松井秀の方が飛距離は上。一方でポッチャリした体格の岡本は肘の柔らかさとバットのしなりが使えるため、逆方向にも大きな打球が打てた。 ...
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巨人岡本には「間合い」と取るために「かず~よ」で打てと
巨人の巡回打撃コーチだった昨夏の初め、4番の岡本和真から電話がかかってきた。 「僕のバッティング、どうですか?」 一軍には打撃コーチがいる。逡巡したが、不調で苦しんでいるのは知っていた。ファームのコーチである私に電話を...
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長嶋監督と松井が素振り練習でつくり上げた「仮想ライン」
寮生だった松井秀喜は、ナイター後に帰寮すると、食事の後、30分~1時間ほど素振りをするのが日課だった。 二軍の打撃コーチだった私も当時は寮に住み込んでいた。2階が一軍部屋で松井は私の隣の隣の部屋だった。私はヤクザものの映画が...
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ナイター後の寮の食堂で松井秀喜は私を質問攻めに
広島で打撃コーチを務めていた私に巨人からオファーが届いた。1994年、「ファームで若い選手を育てて1人でも2人でも上に押し上げて欲しい」と言われ、巨人の二軍打撃コーチに就任。やるからには中途半端は嫌だった。こちらから「単身で行くから...
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ライバル消えても…阿部の「巨人監督」を脅かす大穴の存在
このオフは誰よりも多忙だ。 今季限りで19年間の現役生活にピリオドを打った巨人の阿部慎之助二軍監督(40)。秋季練習から指導者人生をスタートさせると、11月にはドミニカ共和国、プエルトリコの中南米諸国を視察。その後は台湾へ飛...
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原監督VS球団 “最有力”阿部引退で混沌とする次期監督問題
■後継指名 涙はなく、終始、穏やかな表情だった。 巨人の阿部慎之助(40)が25日、都内のホテルで会見を行い、正式に現役引退を表明。「突然だったのでみなさんをびっくりさせて申し訳ないなと。(22日に原)監督と話す機会が...
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10年ぶり世界一を目指すヤ軍田中にアストロズの“分厚い壁”
松井秀喜がワールドシリーズMVPを獲得した2009年以来、10年ぶりの世界一を目指すヤンキース。 田中将大(30)は10月1日(日本時間10月2日)に開幕するプレーオフでエース級の活躍を期待されているものの、チームと自身にと...
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原G左うちわで長期政権も視野 “松井監督”はしばらくお預け
巨人が優勝へのマジックを18に減らした。 29日の広島戦。2―1の三回無死一、二塁から丸がフェンス直撃の適時打を放つと、岡本が3ラン、大城が2点適時二塁打で広島先発の大瀬良をKO。さらに丸が2番手・塹江から満塁本塁打を放ち、...
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ゴジラ以来の20号 ヤクルト村上を刺激するルーキーの存在
四半世紀ぶりの「記録」だそうだ。 3日、ヤクルトの村上宗隆(19)が広島戦で今季20号となるプロ初の満塁本塁打。高卒2年目以内の20本は1994年松井秀喜以来、25年ぶりの快挙となった。 メジャーでも活躍したゴジラを...
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八村塁もいずれは大富豪 NBA選手の副収入が“ハンパない”
「野球の人材をバスケットボールに取られちゃうんじゃない?」 ゴジラ松井がこう言った。昨23日に米ペンシルベニア州で野球教室を開催。米プロバスケットボールNBAのドラフト会議で、ウィザーズから日本人として初めて1巡目指名(全体9...
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ダルビッシュは審判に“どこがボールじゃ!”と悪態をついた
前回までは田中将大(30=ヤンキース)の話をしましたが、同じくメジャーに行った投手だと東北高校のダルビッシュ有(32=カブス)も印象に残っています。 彼の場合はボールが速いというより、とにかく器用。カーブ、スライダー、シュー...