巨人快進撃で宙に浮く“ポスト原”阿部禅譲の既定路線が混沌

公開日: 更新日:

 巨人の一人旅が始まりそうだ。5日に5球団との対戦を終えて10勝4敗1分けの首位。他球団の体たらくが目立ち、原辰徳監督(61)は早くも「左うちわ」をあおいでいる。

 開幕カードで3タテを食らわせた阪神は、その後も立て直すことができず、4勝10敗の逆噴射スタート。新外国人の主砲ボーアの不振とリンクして、チーム打率は6日現在、リーグ最下位の・221。チームが最下位に沈む大きな要因となっている。

 巨人が5年連続で負け越している天敵広島もパッとしない。東京ドーム対決で1勝1敗1分けとセで唯一負け越さなかったものの、投手陣のチーム防御率は同4位の4・30。特に救援陣が同4・46と崩壊状態だ。

 象徴的なのは、開幕からクローザーを務め、3日に出場選手登録を抹消された新助っ人のスコットだ。6月21日のDeNA戦で1点リードの九回に4連打を浴びて逆転サヨナラ負け。2日のヤクルト戦も同点の九回に村上にサヨナラ満塁弾を浴びた。スコットは5試合で0勝2敗0セーブ、防御率は21・00。チームも5勝7敗1分けの5位で、今のところ巨人を追走する気配はない。

 2位DeNAのチーム打率・297はリーグトップ。にもかかわらず、76得点は巨人の83得点に及ばない。「ソト、オースティン、ロペスと外国人3人が並ぶ打線は破壊力抜群」と他球団から恐れられるが、勝ち切れない。その理由をDeNAのある首脳陣が声を潜めてこう言うのだ。

「攻撃でベンチが動くことがほとんどないんです。助っ人や中軸が打てば勝つし、打たなきゃ負ける。かつて『4番打者ばかりを集める』と揶揄された長嶋巨人のような大味な野球。これでは巨人に勝てませんよ」

 巨人は開幕早々の先月25日、池田との交換トレードで、楽天から日本通算106本塁打を放っている年俸2億円のウィーラーを獲得した。昨年の日本シリーズでソフトバンクに屈辱的な4連敗を喫した巨人も、セでは圧倒的な戦力を誇る。120試合に減ったコロナシーズンを順当に制してリーグV2を果たせば、来年で3年契約が切れる原監督の契約延長も現実味を帯びてくる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希の選手会脱退に「情けないし、寂しい」 球界に広がった“第2の朗希”への危機感

  2. 2

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  3. 3

    ドジャース大谷6年連続オールスタースタメンに暗雲…建国250周年の地元票が生む“フィリーズ包囲網”

  4. 4

    大谷翔平が負傷して出血…ドジャース指揮官は軽症強調もサイ・ヤング賞に悪影響を及ぼす懸念

  5. 5

    阪神1位・森下翔太を英才教育 父親が明かす「マイホーム購入の判断も野球ありきでした」

  1. 6

    ドジャース大谷翔平「サイ・ヤング賞&首位打者」同時授賞に現実味 4年連続5度目のMVPは既定路線

  2. 7

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  3. 8

    巨人橋上監督代行が坂本勇人に肩入れする事情…出場メンバーとオーダーに“唯一”口を出した

  4. 9

    佐々木朗希がゴネた末の契約合意 この時すでに米挑戦は“既定路線”になっていた

  5. 10

    阪神・森下翔太がファンから「態度悪い」と非難されるワケ…球宴中間投票セパ最多21万票なのになぜ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希の選手会脱退に「情けないし、寂しい」 球界に広がった“第2の朗希”への危機感

  2. 2

    中傷動画疑惑に「ナメプ」連発の高市首相に大打撃! 共同通信の作成者証言報道を皮切りにメディア総攻撃開始

  3. 3

    中傷動画疑惑めぐる高市首相「虚偽答弁」の“証拠”出た! 木下剛志秘書の「回答書」公開され万事休す

  4. 4

    東京都内の選挙で自民また手痛い負け…「リベラル一掃を」と鼻息荒かった杉並区長選も暗い先行き

  5. 5

    大谷翔平が負傷して出血…ドジャース指揮官は軽症強調もサイ・ヤング賞に悪影響を及ぼす懸念

  1. 6

    ドジャース大谷6年連続オールスタースタメンに暗雲…建国250周年の地元票が生む“フィリーズ包囲網”

  2. 7

    高市首相に疑惑炸裂で「茂木新総裁」が急浮上 キングメーカー麻生太郎氏とも関係良好、経験値の高さも折り紙付き

  3. 8

    トンチキアイドル枠独占のM!LKが“ポスト嵐”に急浮上! イケメンからインテリまで幅広く

  4. 9

    高市首相、病気を理由に辞任? 囁かれるショートリリーフは麻生指名で「茂木敏充」か

  5. 10

    紙切れ一枚でクビに…怒りに任せて野球用具すべてを詰め込んだバッグごと、ゴミ箱にぶん投げて球場を後にした