巨人次期監督人事戦線に異状あり!原監督の“阿部推し”発言でビミョーな立場の2人の進退も

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 2位巨人が14日の3位ヤクルトとの前半戦最終戦で11失点。前日も14失点で大敗しており、2戦連続で投手陣が炎上し、ヤクルトに0.5ゲーム差に迫られる後味悪い終わり方となった。

 85試合を消化して43勝32敗10分け。リーグ3連覇へ向けて首位阪神と2ゲーム差の2位で1カ月間の五輪ブレークに突入する。

 原辰徳監督(62)は13日に山口オーナーに前半戦の報告を行い、「大江、松原、ビエイラ、若い選手たちが出てきていると。『阿部二軍監督(慎之助=42)の努力のたまものでございます』と言ってきた」と明かしていた。さるチーム関係者がこう言う。

「原監督は今季3年契約の最終年で、勝っても負けても、そのまま退任する可能性が高いとみられています。次期監督の決定権を持つ山口オーナーに、自身の後任筆頭候補として阿部二軍監督を推薦したのは間違いない。指導者1年目だった昨年は、昭和の鬼軍曹のような指導法で球団内での評価が分かれていた阿部二軍監督だが、2年目になってだいぶ落ち着いたようで、若手の指導で評価を上げています」

桑田コーチと「永遠の筆頭候補」松井の今後

 その一方で、1月に自ら招いた桑田真澄投手チーフコーチ補佐(53)は来季以降、微妙な立場になりそうだ。

「次期監督レースに突然、桑田という新たな候補が投入されて混沌とすると思われたが、そうではなかった。原監督は阿部に禅譲したいと思っていたのでしょう。これで一歩後退した桑田は来年は『補佐』の肩書が取れて正規のコーチに昇格するとウワサされていますが、コーチ止まりの可能性が高まりました」(前出の関係者)

 桑田補佐より問題は「永遠の筆頭候補」といわれる松井秀喜(47)である。巨人の今村球団社長は昨年の日刊ゲンダイのインタビューで「原監督自身も長嶋監督のもとでコーチをやって適性を見られていました。松井君は巨人でコーチなどの指導者の経験をしてからという思いは、関係者みんなが持っています。いきなり監督になるのは難しい? そういうことです」とキッパリ言い切っていた。

 つまり、巨人でコーチも二軍監督もやっていない松井がいきなり監督に就任する可能性は低く、ひと世代下の阿部政権が誕生すれば、巨人ファン待望の松井監督の可能性は、ほぼ消滅することになる。

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