巨人球団社長が“ポスト原”に初言及「阿部、松井、由伸…」

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巨人球団社長・今村司氏 独占インタビュー(1)

 巨人の今村司球団代表取締役社長兼編成本部長(59)が、日刊ゲンダイの独占インタビューに応じた。阿部慎之助二軍監督やOBの松井秀喜氏など次期監督について言及。初めて山口俊ブルージェイズ)に認めたポスティング移籍、減少しているといわれて久しい地上波中継のあり方、球団の今後のビジョンなど、大いに語った。全3回の1回目は「ポスト原辰徳監督」。

 ◇  ◇  ◇

 ――阿部二軍監督が若手を育てるべく奮闘していて、「ポスト原監督」が既定路線のようになっています。

「これはなかなか難しい。巨人軍の監督は、チームの状況、本人の状況、ファンの声など、いろいろな要素が重なって決まるもの。社長である私が決めるものではありません。今、原監督と長期的な視野でやっていこうとしています。巨人という球団は、監督が誰になろうと分断されちゃいけない。5年先、10年先に納得して継承できるような人材は誰かということだと思うんです」

 ――それは誰ですか?

「今は原監督、元木ヘッドコーチ、阿部二軍監督というラインでやっていて、もの凄い数のミーティングをしています。どういうチームをつくるのか。どういう長期戦略でやっていこうか。今年勝てばいいという問題じゃない。チームづくりとはファンを大事にすること。長期的なストロークでやらないといけない。それを推し進めていくということですよね」

 ――巨人はこれまで、目先の勝利のための補強戦略を優先していたように見えましたが。

「原監督は当然、今シーズン勝ちたい。確かに目先の勝利優先というのはありますけど、先を見据えてチームづくりをしていますよ。そうじゃないと、去年の戸郷君とか、あのタイミング(9月21日、リーグ優勝が決まったDeNA戦に高卒新人として初めてプロ初登板初先発)で使えないでしょう」

■選手もプロパー、生え抜きを重視

 ――原監督も3度目の指揮で変わったということですか?

「(2019年は)育成から4人、坂本工君、加藤君、山下君、堀岡君を支配下登録して、全員を一軍で使いました。原監督も先々のことを考えてやっている。ジャイアンツはまだまだ強くなると思うんです。私は選手たちの意識を変えたい。自分たちのプロパー、つまり生え抜きを大事にしようというのを編成の根幹としている。『やるのはおまえたちだぞ』とプレッシャーをかけるわけです」

 ――生え抜き選手をもっと大事にすると?

「今までは何かあったらFAだ、何かあったら外国人だ、補強だからねと。でも、冷静に考えれば、やっぱりプロパーなんです。阿部二軍監督も強調してやられていますよね。原監督を先頭に、阿部二軍監督とのルートが一枚岩になっている感じはします」

 ――現段階では阿部二軍監督が原監督の後を継ぐということですか?

「今のところはそうでしょうけど……」

 ――そうなると、「永遠の候補」といわれる松井氏はどうなるのですか?

「去年(米ニューヨークで)会ってきたんです。今はヤンキースの人じゃないですか。野球に対する熱い思いはある。プライベート、家庭、お子さんのことで、しばらくニューヨークにいたいと。ジャイアンツに対する愛情は持っていますよ」

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