注目の人 直撃インタビュー
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エコノミスト加藤出氏 「ルビコン渡った日銀に出口はない」
アベノミクスの異次元緩和について、誰もが不安を抱いている。中央銀行が毎月、新規発行の7割に当たる国債を買い占めるなんて、どう考えても異常だからだ。この不安に対して、真正面から正確に答えたエコノミスト…
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経済学者伊東光晴氏「聞きかじりだから安倍首相は嘘をつく」
86歳の老学者はこう吠えた 「エコノミストは理論を知らない。経済学者は現場を知らない」 かくて、世間はいまだにアベノミクスという幻想に浮かれるのである。京大名誉教授・伊東光春氏(86)…
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醜聞続きの地方議会 河村たかし名古屋市長が「再生策」語る
兵庫県の「号泣県議」や都議の「セクハラやじ」など、地方議員のスキャンダルが相次いでいる。どうして、ここまで質が低下してしまったのか。国会議員だった20年前から、地方議員の「ボランティア化」や「市民並…
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“ウナギ博士”塚本勝巳・日大教授が明言「天然ものは危ない」
今年6月、世界の科学者が組織する国際自然保護連合はニホンウナギを「絶滅危惧種ⅠB」に指定した。「近い将来、野生での絶滅の危険性が極めて高い」という危険度で2番目のランクである。水産庁によれば、ウナギ…
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日韓W杯団長・木之本興三氏「雲隠れ本田選手の了見疑う」
負けても「よくやった」「感動をありがとう」と甘やかされてきたサッカー日本代表。ブラジルW杯では、一部主力選手の「優勝も狙える」にメディアも尻馬に乗って大騒ぎ。その結果が1分け2敗で1次リーグ敗退の惨…
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阪田元内閣法制局長官「ルビコンを渡れば歯止めが利かない」
集団的自衛権の行使に向けて暴走する安倍政権。有識者からも反対、批判の声が湧き上がっているが、中でも傾聴に値するのがこの人だ。法制局長官を辞した後、月刊誌「世界」で集団的自衛権行使容認に反対を表明。安…
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小沢一郎氏「安倍首相の危うさはDNA。昭和史を繰り返す」
集団的自衛権行使容認の閣議決定が迫っている。ありえないような暴挙なのにメディアは何も批判せず、野党は無力、国民もおとなしい。この国はどこへ向かうのか。政治の裏も表も知り尽くしている小沢代表(生活の党…
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伊勢崎賢治氏が断言「首相が出したパネルは国を辱めている」
安倍首相が集団的自衛権の説明で使った「駆けつけ警護」のパネル。PKOに参加している他国の部隊や日本人NPOを守らなくていいのか、と訴えていたが、東京外語大の伊勢崎賢治教授は「本当に不謹慎」「国を辱め…
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社会学者・滝口直子氏 「カジノで成長戦略は絵に描いた餅」
いよいよカジノ法案が来週、衆院で審議入りする。安倍政権は特区をつくり、外国人観光客を呼び込むことで、成長戦略の目玉にしようとしているが、多くの懸念があるのも事実だ。外資の食い物にされないか。成長戦略…
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元参院議員・平野貞夫氏「見るに堪えない集団的自衛権議論」
国会では集団的自衛権行使を巡る集中審議や与党協議が行われ、連日、侃々諤々(かんかんがくがく)やっているが、忘れ去られていることがある。憲法9条の問題は、憲法制定直後から国際情勢の変化もあって、さまざ…
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スズキ会長・鈴木修氏 「自動車税の高さは新興国並みだ」
今月9日に発表した決算では空前の利益を上げたスズキ。しかし、鈴木修会長(84)の心中はいかばかりか。昨年末は軽自動車を狙い撃ちにした増税が決まり、4月から消費増税が需要を冷やす。それなのに今春闘では…
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慶大名誉教授・小林節氏 「解釈改憲は憲法ハイジャックだ」
平和憲法改正に執念を燃やす安倍政権が昨年、憲法改正手続きを定めた96条を先行改正しようとした時に「裏口入学はダメだ」と叩き潰したのが、この人だ。学会の重鎮の怒りに、さしもの安倍首相も方向転換せざるを…
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壮絶ながん闘病を経験した大橋巨泉氏 「賭けに勝った」
昨年11月、扁桃(へんとう)に中咽頭がんが見つかった。大橋巨泉さん(80)にとって、9年前の胃がんに続いて2度目のがん告知。これには「目の前が真っ暗になった」と言うが、克服した。最近は執筆、テレビ、…
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改憲反対なかにし礼氏 「安倍首相は岸信介教の熱狂的信徒」
2月の都知事選の際、雪の中、安倍政権批判を叫んだ直木賞作家のなかにし礼さん(75)は最新作「天皇と日本国憲法」で、憲法改正の動きに真っ向から反論を繰り広げている。終戦後、8歳の時に旧満州から家族で命…
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日大教授・水野和夫氏が語る「資本主義は死期に突入」
資本主義は死に近づいているのではないか。最新著(「資本主義の終焉と歴史の危機」=集英社新書)で、こう問いかけるのは、元三菱UFJモルガン・スタンレー証券のチーフエコノミスト水野和夫氏だ。バリバリの金…
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夏井睦氏が語る「炭水化物が人類を滅ぼす」の根拠
世の中、健康本があふれているが、衝撃的だったのが「炭水化物が人類を滅ぼす」(光文社新書)だ。20万部を超えるベストセラーになっただけでなく、「TVタックル」で取り上げられるなど、大きな話題となった。…
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瀬戸内寂聴さん「子供たちにこの国を渡して死ねない」
極端に右傾化する安倍政権に「怖さ」を感じる人は大勢いる。なかでも戦争を知っている世代ほど「戦前とそっくりだ」と警鐘を鳴らしている。「人間は情けないから50年くらいたつと忘れてしまう」「安倍政権の中に…
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元外交官・東郷和彦氏に聞く 「右の人の平和ボケが怖い」
安倍政権がスタートしてから、中国、韓国だけでなく、アメリカとの関係もおかしくなっている日本外交。唯一、うまくいっていた対ロシア外交も、ウクライナ問題が発生し、揺らぎ始めている。日本外交はどうすればい…
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「小さいおうち」中島京子氏が語る安倍政権の危うさ、怖さ
山田洋次監督の映画「小さいおうち」(松竹)が評判だ。戦争がいかにして、ふつうの人々の生活に忍び込んでいくのかを描いたものだが、ゾッとするのは今の時代との類似点だ。ちょうど、幻に終わった昭和15年の東…
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ネットニュース編集者・中川淳一郎氏が語る「SNSの未来」
電車に乗れば、熱心にスマホをしている乗客ばかり。飲み屋でもスマホを手放せず、メールやLINEの着信音にはすぐ反応。返事を書くことばかりに気を取られ、仕事も付き合いも二の次に…。こんなスマホ中毒者に「…