本屋はワンダーランドだ!
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地理系ブックカフェ 空想地図(駒沢大学)店主の蔵書+お客からの寄贈本で地図関係1700冊
表に「とろとろオムライス」とのぼりが上がっていて、店内に入ると、左手にオープンカウンターのキッチン。が、何より目を奪われるのは、右手に並ぶ本。「地理院地図の深掘り」「『暗橋』で楽しむ東京さんぽ」「東…
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ページ薬局(大阪・蛍池)「偶然出会った本の影響を受けてきた」と気づき薬局に本屋を併設
すぐ近くに耳鼻咽喉科や婦人科などのクリニックがあり、診察を終えた人たちがやって来る。そう、ここは調剤薬局である。だが、壁面に本がびっしり。前代未聞ではないだろうか。本屋さんを併設した調剤薬局というの…
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ブックカフェ二十世紀[ネオ書房運営](神保町)切通ワールドを愛する棚主たちが集うシェア型書店
神保町の古書店「@ワンダー」の2階にある「ブックカフェ二十世紀」が、あの切通さんの「ネオ書房」運営の本屋とカフェになっているよ──。との情報が届いて、いざ行かん。切通さんとは、ウルトラマンや映画など…
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書肆サイコロ(高円寺)骨董品店の趣が濃い中に個性的な写真集やアート本が
高円寺には20軒余りの本屋さんがあり、「本の街商店会」という団体ができている。その関係者から「説明しづらいから、ともかく行ってみて」と風変わりな推挙を受けた理由が、すぐに分かった。 アンティ…
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青熊書店(大岡山)コンセプトは「土地と人」その根幹に“青”森と“熊”本
大岡山駅から大岡山北口商店街を進み、左に右に、ちょいと曲がった脇道沿い。青熊くんが本を読む絵の吊り看板が目印だ。この3月に開店したばかりなのに、濃い茶色の木の外観が、ずいぶんしっくり──。 「…
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ちぇすなっと(大阪・豊中)70年分の「こどものとも」などあっぱれな品ぞろえ
いいな~、この空間。入るなり、同行カメラマンさんともども、笑みがこぼれた。ユーズド風の柱や梁と、草色と茜色に彩られた一部スペース。色調豊かな絵本と児童書と暮らしの本がずらり。15席のテーブルもゆった…
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blackbird books(大阪・緑地公園)窓ガラスの向こうで本が見せる端正な“居住まい”
新大阪駅から地下鉄御堂筋線と、乗り入れの北大阪急行で3駅目の緑地公園駅。西側に降りて、マンションが並ぶ静かな通りを進むと、窓ガラスの向こうに本が端正な居住まいを見せている。しっくりくる佇まいだなー。…
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千章堂書店(阿佐ヶ谷)文豪全集から考古学まで勢揃いの“昔ながら”の古本屋
JR阿佐ケ谷駅すぐの「北口アーケード街」の中ほどにある。店頭に、名画パンフレットや「日本の国宝」をはじめ均一本がびっしり。そこに足を止めると、店内のてらわない雰囲気に誘われる。 実は結構利用…
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ねこの手書店(西荻窪)ユニークな店名の新古書店「ウチで買ってウチに売りに来る人が多いんです」
ユニークな店名と、スカイブルーが基調の棚の雰囲気から、近頃できた古本屋さんかと思ったが、大間違い。比較的近年に出版された本を扱う新古書店で、「開店30年ほどになります」と店長の戸田岳志さん(47)。…
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早春書店(国分寺)高校時代に通った古本屋が店主の原点
その昔、村上春樹が開いたジャズ喫茶があり、中山ラビも店をしていた町だ。と、思いながら国分寺駅から歩いて来たのだが、着いて思った。さすが、そうした時層、地層上にある本屋さんだと。 表には均一本…
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えほんやるすばんばんするかいしゃ(高円寺)築80年の建物、ガラス戸の向こうはまるで「絵本ラボ」
築80年の建物。ガラガラとガラス戸を開けると、絵本がずらりと並んでいる。カラフルではあるが、キラキラはしていないものが多そう。長新太「みんな びっくり」、土方久功「ぶたぶたくんのおかいもの」、まつい…
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Platform3(東中野)LGBTQ+に関する本を中心に東アジアの文化に焦点
少々古めかしいビルの階段を4階まで上がり、赤いドアを開ける。と、そこに広がっていたのは、何だか楽しそうな空間。店名「プラットホーム3」に、なるほど。1、2番線があるJR東中野駅から至近距離で、電車の…
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古書ソオダ水(早稲田)文芸、芸術・音楽が6割。4割が俳句、短歌、詩
早稲田大学北門のすぐ左手のビルの2階。ドアを開け、懐かしき古本屋然としたたたずまいにシンパシーを覚える。面陳列少なめ。実用第一っぽい本棚にぎっしりと本が挿さっていた。 「2018年1月にオープ…
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藤乃屋書店(大田区・御嶽山)木枠の大きな窓と佇まいがいい本に地元の人も注目
「うちの近くの駅前書店が、カフェ付きのすてきな本屋さんに生まれ変わったんです」と、友人から弾んだ報。飛んでいった。トコトコ走る東急池上線の沿線だ。 ほほ~。ベージュとグレーの中間色の壁に、木枠…
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弥生坂 緑の本棚(大田区・池上)店主が植物と古本の組み合わせに開眼
「根津・弥生坂の『緑の本棚』、2月に池上に移ったよ」と風の便りに聞いて、移転後の初訪問。門前町の雰囲気いいな~と本門寺通りを歩いて……の後が少し難しかった。細い路地に面した築72年の一軒家だったからだ…
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ドレッドノート(清澄白河)新刊、古本6000冊、戦争、軍事、近代史が得意
イギリスの戦艦を指す店名から、もしや? その通りだった。 入り口を入って正面に「小泉悠が護憲派と語り合う安全保障」「米中戦争を阻止せよ」、右手に「玉砕の島」「硫黄島戦記」「敵兵を救助せよ!」…
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再燈社書店(御茶ノ水)便箋、ご朱印帳など紙製品から、紙と親和性の高い本約3000冊まで
神田明神すぐ横のマンションの前。次々と足をとめ、ウインドーを眺める人たちがいた。なになに? 千代紙のような柄のカードや浴衣柄のような布カバーをまとったノートなど、ステキな和柄文具がディスプレーされて…
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無用之用(神保町)「何かのときにふと思い出して役に立つような本を置いています」
すずらん通りを挟んで、目下工事中の三省堂書店の真向かい。あら?入り口はどこだ。裏側に回って、階段を上がって……。 ドアを開けると広がっていたのは、60平方メートルのゆったりしたブックカフェ・…
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100人の本屋さん(世田谷・松陰神社前)シェア型書店、コワーキングとイベントスペースの「人と人をつなぐ」本屋さん
東急世田谷線・松陰神社前駅を降りて、10秒くらい。コンビニ右の階段を上がると、いい具合に散らかった空間が広がっていた。 「ここはいったいどんな場所?」などと書いた、説明会に使ったであろう紙をベ…
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Wols Books(ヴォルス ブックス)(神保町)「重すぎて立ち読みできない大型本はテーブルでどうぞ」
「神保町らしからぬ古本屋さんができている」と知人に聞き、やって来たのだが、「らしからぬ」の意味がすぐに分かった。 外観の目印が、ブルー地に白いロゴの洒落た看板。約40平方メートルの店内は、北欧…