著者のコラム一覧
井上理津子ノンフィクションライター

1955年、奈良県生まれ。「さいごの色街 飛田」「葬送の仕事師たち」といった性や死がテーマのノンフィクションのほか、日刊ゲンダイ連載から「すごい古書店 変な図書館」も。近著に「絶滅危惧個人商店」「師弟百景」。

西日暮里BOOK APARTMENT(西日暮里) 31センチ角の本棚がずらり。作家・森まゆみ氏ら棚主約100人の「共同書店」

公開日: 更新日:

 山手線西日暮里駅の改札を出て右へ数メートル。小さなビル「スクランブル」の1階に、2019年12月にできたシェア型書店だ。

「えっと、近頃ウチでは『共同書店』と呼んでいます」と、“管理人”の田坂創一さん。「分ける」じゃなく、「一緒に」のようなニュアンスですかね。と返しつつ、31センチ角の本棚がずらりと並ぶさまを眺め、「一緒に」の人が100人くらい居るのだなーと。

 田坂さんの名刺に、1級建築士事務所HAGISOの所員とある。「ちょっとややこしい会社で(笑)」とおっしゃる。社名は、最初に改修を手がけた谷中の木造アパート名「萩荘」から。空き家をリノベーションして店や宿などをつくり、それらの運営まで手がけ、スタッフ82人。「西日暮里BOOK APARTMENT」のほか、飲み屋、クレープ屋も入るここ「スクランブル」が6カ所目。JR東日本の「東京感動線」プロジェクトの一環で依頼され、結果、こうなった……。

 確かにややこしいが、「西日暮里駅は、千代田線の乗り換え利用が多く、“駅前のない駅”だったんですね」というのはよく分かる。そんな状況を変える場に、もうなっていることも、次々とお客が現れる様子から察せられる。棚主になるには、最初に1万2000円、月々4000円。西日暮里駅を挟んで2、3駅のところに在住の人が多いという。

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