noma books[ノマブックス](習志野・大久保)本に救われた店主・馬渡さんが「本にお返しをしたくなって」オープン
京成大久保駅で、「若い人、多いな」と思ったが、商店街を歩くと、もっと。先に日大生産工学部と東邦大学がある学生街だ。やがて左手に、本屋さんの控えめな看板が現れる。
「小学生の頃、毎日のように来ていた『大和屋書店』があったところなんです」と、実はここが地元だったという同行カメラマン。店内に入ると、彼は「わっ」と声を上げた。2022年に生まれ変わった、カフェ併設店。「わっ」は、「きれい、今風、あたたかい」の意味だと思う。
24のカフェ席の3分の1くらいに、本を読んだり、パソコンを開いたりしている人がいた。壁面に、100冊以上が表紙を見せてずらり。絵本・児童書コーナーには手作りのぬいぐるみも並んでいる。広々した通路を進むと、単行本、コミック、雑誌、文庫本、参考書……。
「本棚や照明器具は、『大和屋書店』で使っていたものをお譲りいただいたんですよ。約30坪に8000冊ほど。“町の本屋さん”にありそうな本は全部置いておきたいんです」と、オーナーの馬渡あかねさん。
なぜ、こうした本屋さんを? の答えが明快だった。
「共に経営コンサルタントとして働いてきた主人を突然亡くし……本に救われたんです」

















