新学期早々、大ピンチ! 子供の「学校に行きたくない」の最適解は?
子供に「学校行きたくない」と言われた時の対処法4つ
子供が「学校行きたくない」と言い出したら、親としてはとても不安になりますよね。理由は、いじめや人間関係、勉強の遅れや体調的なものなど、さまざまです。
今回は学校に行きたがらない子供への4つの対処法や、してはいけない注意点などをご紹介します。
まずは「学校行きたくない」と子供に言われた時の対処法から見ていきましょう。
1. 気持ちを聞いて受け入れる
子供が学校に行きたくないと話してくれたら、まずは否定せずに話をじっくり聞いてあげましょう。話したくなさそうなら、無理に聞かなくても大丈夫です。
否定せずに子供のありのままの感情を受け入れてあげれば、子供は安心するものです。
学校に行きたくないのは、サボりたいからではありません。外で頑張り続けた結果、信頼する親に弱音を吐いてくれたのです。その思いを受け止めましょう。
2. 深刻になりすぎない
不登校になるかもしれないと思っても、親が不安そうにしていたら、子供は“二倍”傷つきます。学校に行けない自分を責め、親を傷つけた自分を責めるのです。
ある程度事情を聞いたら笑顔に切り替えて、いつも通りに接しましょう。一緒に出かけてみたり、リラックスしてくつろいだり、子供に「安心できる場所があるのだ」と実感させてあげてください。
3. 数日休ませてあげる
学校に行きたがらないなら、数日程度は学校を休ませてもいいでしょう。数日程度なら勉強の遅れも取り戻せますし、何より子供の心に元気のパワーをチャージしてあげるほうが大切です。
休んでいる間は、学校の話はせずに、心からリラックスできるように気遣てあげましょう。休んだ本人は学校のことが心配でなかなか心から休めないものです。
4. サポートしてくれる団体に相談する
子供の不登校が長引いた時には、サポートしてくれる団体に相談する方法もあります。
地域の子育て相談窓口や、児童センター、小児科や精神科、さらに学校のスクールカウンセラーに相談してみるのもいいですね。
現代では、昔に比べていろいろな選択肢があるので、今の学校に通い続ける以外の方法も教えてくれるはずです。
子供に「学校行きたくない」と言われた時の注意点
子供が「学校に行きたくない」と言った時、親として留意したい言動があります。見ていきましょう。
1. 無理矢理学校に行かせようとする
学校に行きたくないと打ち明けた子供は、限界の精神状態になっているかもしれません。
でも、子供の気持ちを親が受け止められず、無理矢理学校に行かせるケースがあります。
きっと、子供にとっては、絶望的な気分になるはず。学校でも家でも、ゆっくりと休めないからです。無理矢理動かしても、心が変わらなければ同じ。まずは、じっくり気持ちに向き合ってあげましょう。
2. 感情的に叱りつける
子供が学校に行きたがらない時、感情的になる親の気持ちはよくわかりますが、叱りつけて改善することはほとんどありません。
まずは、親の不安な気持ちは一旦置き、一番つらいはずの子供の気持ちをよく聞いてあげましょう。安心を与えるのが先決です。
子供が「学校行きたくない」と言ったらまずは受け止めよう
誰もが親初心者です。正解は子供の数だけあるので、誰もわかりませんし、不登校になったから未来を諦めるのは早すぎるでしょう。
親も子供も、自分の不安な気持ちも認めつつ、あらゆる可能性を調べてみてください。きっと子供にぴったり合った道はあるはずですよ。
(コクハク編集部)